【理科】夏から秋にかけては台風の季節

日常の取り組み

こんにちは、今週は雨が多くなる天気予報で、沖縄付近では来週にかけて台風発生の気配があるようですね。

日本では、夏から秋にかけて台風が近づくことが多いです。

過去、立教女子(2017年度)や駒場東邦(2019年度)でも台風の問題が出題されたこともありますので、台風についてまとめてみました。

※過去問についてはご自身でご確認ください。

台風で大きな被害が出た年の入試での出題が多い気がします。

過去問で問われたポイント

過去、中学入試で問われた台風に関するポイントは以下のものだと思います。

①台風の定義

②台風を形作る雲

③台風の目

④台風の進路

⑤台風の風向き

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①台風の定義

台風とは低緯度の海上で発生する熱帯低気圧のうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し,なおかつその域内の最大風速(10分間平均)が約17.2m/s以上になったものを「台風」といいます。

②台風を形作る雲

台風は、強い風とともに大雨を伴います。そもそも積乱雲(入道雲)が集まったものです。

台風は暖かい海面から供給された水蒸気が雲粒(細かい水の粒)になるときに放出される熱をエネルギーとして発達します。しかし,移動する際に海面や地上との摩さつにより絶えずエネルギーを失っており,仮に海面からの熱の供給がなくなれば2~3日で消滅してしまいます。また,日本付近に接近すると上空に寒気が流れ込むようになり,次第に台風本来の性質を失って温帯低気圧に変わります。あるいは,熱の供給が少なくなり衰えて熱帯低気圧に変わることもあります。

③台風の目

台風の中心は「台風の目」とも呼ばれ,ゆるやかな下降気流が生じるため,風が弱くて雲が少ないです。

台風の中心が通過している地域では青空が見える場合もあります。

台風は,垂直に発達した積乱雲(入道雲)が目の周りを壁のように取り巻いており,そこでは猛烈な暴風雨となっています。この目の壁のすぐ外は濃密な積乱雲(入道雲)が占めており,激しい雨が連続的に降っています。さらに外側の200~600kmのところには帯状の降雨帯があり,断続的に激しい雨が降ったり.ときには竜巻が発生したりすることもあります。これらの降雨帯は台風の周りに渦を巻くように存在しています。

④台風の進路

7月から9月にかけて赤道付近で発生した台風は,地球の自転や赤道の上空でふく風(北東貿易風)のため北西に進みます。その後,沖縄付近までくると偏西風によって、北東に進路を変えて進み日本付近に近づいたり、上陸します

台風は上空の風に流されて動き,また地球の自転の影響で北へ向かう性質を持っています。そのため,通常,東風(貿易風)が吹いている低緯度では台風は西へ流されながら次第に北上し,上空で強い西風(偏西風)が吹いている中・高緯度に来ると速い速度で北東へ進みます。

出典:気象庁

⑤台風の風向き

台風は巨大な空気の渦巻きになっており,地上付近では上から見て反時計回りに強い風が吹き込んでいます。そのため,進行方向に向かって右の半円では,台風自身の風と台風を移動させる周りの風が同じ方向に吹くため風が強くなります。逆に左の半円では台風自身の風が逆になるので,右の半円に比べると風速がいくぶん小さくなります

身近に感じる時期に理解が進むといいな。

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今日も、一歩前へ。

では、また。

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