こんにちは！
中学受験生の親の皆様、そして受験本番まで残りわずかとなった6年生の親御様、毎日本当にお疲れ様です。
この時期、志望校対策に忙殺されながらも、「来年の入試はどうなる？」「うちの子の併願校選びは大丈夫？」と、入試の最新動向は気になりますよね。
今回は、2026年度入試に向けた共学校の人気動向について、2025年11月時点の過去問題集の「出庫率」データに基づいた、生々しい分析をお届けします。
このデータは、親御様や受験生が「どの学校に興味を持っているか」を測る、非常に信頼できる先行指標です。忙しい皆さんのために、結論から重要なトレンドだけを抽出しました！
2026年度入試：共学校の人気動向、主要な4つのトレンド
1. 「丸ごとお任せできる」学校に人気が集中！
今、親御さんが最も強く求めているのは「安心感」です。
- トレンド: 学内予備校の設置や、手厚い補習制度など、「塾に頼らずとも大学受験まで面倒を見てくれる」、いわゆる「丸ごとお任せできる学校」が圧倒的な人気を集めています。
- 該当校の例: 文教大学付属（2位）、桜丘（5位）、安田学園（5位）などが出庫率を大きく伸ばし、人気の高さを示しています。特に文教大学付属や桜丘は品切れになるほどの人気です。
- 親へのヒント: 塾のサポートが不要になる分、コストパフォーマンスが高いと考える親御さんが、この層を形成していると推測できます。併願校選びで「大学付属校以外」を選ぶ際の重要な視点です。
2. 明治大学付属校は「世田谷」へ受験生がシフト！
伝統的な人気を誇る大学付属校の勢力図に変化が起きています。
- トレンド: 明治大学の付属校で、明大世田谷（3位）の過去問出庫率が2割増と急伸。一方で、明大明治（約5%減）、明大中野（約4%減）は減少傾向です。
- 分析: 明大世田谷が23区内唯一の共学付属校であること、そして受験日程を工夫して明大明治との併願を可能にしていることが、人気を集中させている最大の理由です。
- また、大学の医学部連携（北里大順天・6位）は、依然として親御さんにとって非常に強力な魅力です。
3. 公立校の「学区拡大」が私立の併願校に影響
公立中高一貫校の動向も、私立校の併願戦略に大きな影響を与え始めています。
- トレンド: 川口市立（1位）が前年比2割以上の出庫率増でトップに躍り出ました。
- 分析: これは、これまで川口市内限定だった募集を市外にも拡大したことが直接的な要因です。さいたま市立浦和など、近隣の超人気公立校の高倍率を避けたい市外の受験生が、「川口市立ならチャンスがあるかも」と流入していると見られます。
- 親へのヒント: 併願戦略を考える際、近隣の公立一貫校の募集要項や、「公立を諦めた層がどこへ流れるか」を予測することが、私立校の競争率を測る上で非常に重要になってきます。
4. 共学志向が全体で高まり、「やむなく共学」も増加中
全体として、共学校の存在感が増しています。
- トレンド: 過去問出庫率の伸び幅が、共学校は男子校・女子校よりも非常に大きい傾向にあります。
- 分析: 多様性教育への関心の高まりに加え、特に男子受験生が男子校入試の厳しい競争を避け、「やむなく共学校」を併願校・志望校として選択するパターンが増加していると推測されます。
- 受験生層のシフト: 伝統的な人気校である広尾学園（97%と減少）の層の一部が、三田国際学園（20位）の新しいラボ棟など「科学」の魅力に惹かれて移行している可能性も指摘されており、共学の「校風」や「設備」が受験生を引きつけています。
2026年度入試 共学校人気上昇校ランキング TOP 20（2025年11月時点）
最後に、出庫率に基づく人気上昇校のトップ20を抜粋してご紹介します。
| 順位 | 学校名 | 主要な分析・所見 |
| 1 | 川口市立 | 学区拡大が最大の要因。最新の校舎も魅力で、私立の併願層にも影響大。 |
| 2 | 文教大学付属 | 品切れ。「丸ごとお任せ」系代表格。手厚いサポートで高支持率。 |
| 3 | 明治大学付属世田谷 | 前年比2割増。明大付属内で人気の集中が起きた。 |
| 5 | 桜丘 | 品切れ。「お任せ」系の急上昇校。 |
| 5 | 安田学園 | 安定した大学合格実績を背景に人気維持。 |
| 6 | 北里大順天 | 医学部を持つ大学連携の強力な魅力が継続。 |
| 10 | 駒込 | 100周年を迎え、継続的に人気上昇中。 |
| 17 | 芝浦工業大学柏 | 受験人口増加エリアに立地。東京からの受験生も獲得。 |
| 20 | 三田国際学園 | 新ラボ棟など「科学」の魅力で、広尾・渋谷系からの流入も。継続的に人気上昇。 |
（※抜粋。詳細はリスト元の「声教チャンネル」等をご参照ください。）
まとめ：親が取るべき戦略
今回の分析から見えるのは、「手厚さ」と「共学」というキーワードが、2026年度入試の大きな波を作り出しているということです。
- 本命校対策: 付属校志望の方は、日程と場所を考慮した併願戦略（例：明大世田谷）をしっかり練ったほうが良いかもしれません。
- 併願校対策: 併願校は、「面倒見の良さ」や「ユニークな教育施設・方針（例：三田国際のラボ棟）」をアピールする学校の競争率が上がると予測し、少し広めに検討することが大切です。
過去問の出庫は、親御さんの「熱」を如実に表しています。この動向を参考に、志望校選び、そして残り2ヶ月の対策を万全に進めていきましょう！
残り数ヶ月、悔いのないよう全力でサポートしていきましょう！
今日も、一歩前へ。
では、また。
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