こんにちは!
いよいよ受験本番が近づいてきましたね。 第一志望校対策に追われる毎日ですが、それと同時に(いや、それ以上に?)頭を悩ませるのが「併願校」選び。
「万が一のときの安全校」 「とりあえず偏差値が届くところで…」
そんな風に「抑え」としてだけ考えてしまいがちですが、最近の動向を見ていると、それは「非常にもったいない!」と感じています。
実は今、偏差値50前後の学校が、ものすごい勢いで進化しているんです。
「入学時の偏差値」だけでは測れない、とんでもない「お得感」や「将来性」を秘めた学校がたくさん出てきています。
今回は、2024年度の動向分析をもとに、「偏差値だけじゃない」併願校選びの新しい視点と、注目すべき具体的な学校をピックアップしてご紹介します! 忙しい保護者様向けに、ポイントを絞ってお届けしますね。
併願校選びの「新常識」。注目すべき4つのポイント
最近の学校選びのトレンドは、もはや偏差値だけではありません。わが子を6年間でどれだけ伸ばしてくれるか、その「中身」が問われています。
1. 「偏差値 対 効果」がスゴイ!驚きの大学進学実績
まず注目したいのが、いわゆる「お得な学校」。 入口(中学入試偏差値)は比較的マイルドなのに、出口(大学合格実績)が非常に高い学校のことです。
例えば、分析データによると…
- 穎明館(四谷大塚偏差値44):なんとGMARCH合格率100%超、早慶合格率15%
- 宝仙学園(同42-43):GMARCH合格率75%超。東大合格者も
- 光塩女子学院(同43):卒業生127名に対し、東大現役2名、早慶上理現役42名
これ、すごくないですか? 手厚い学習サポートと徹底した進路指導で、生徒の力を最大限に引き出してくれる「伸ばす力」の証拠です。
2. 「本気度」が違う!突き抜けた独自プログラム
「グローバル教育」「STEAM教育」「探求学習」… 今やどこの学校も掲げていますが、その「本気度」に大きな差が出ています。
パンフレットに書いてあるだけじゃなく、「ウチはここまでやる!」という突き抜けた学校が人気を集めています。
- 聖徳学園:
- 「Apple認定校」で、生徒全員がiPadとApple Pencilを使いこなし、プロ仕様の動画スタジオまで完備。
- すごいのはICTだけでなく、高校の研修旅行の選択肢に「ルワンダ」や「ベトナム」があること。本物の多様性を肌で学ぶ姿勢を感じます。
- 佼成学園:
- グローバル教育がユニークすぎます。中1で「モンゴルの遊牧民生活」、中2で「マニラでの死の行進を体験」など、人生観が変わるレベルの体験を重視。
- 実践女子学園:
- 箱根で火山や地熱を学び、実験やプレゼンまですべて英語で行う「サイエンスイングリッシュキャンプ」。まさに「探求×グローバル」の実践です。
3. 「面倒見が良い」は雰囲気じゃない。「仕組み」です!
「面倒見の良さ」って、アットホームな雰囲気…だけではありません。 生徒を伸ばすための「具体的なシステム」が確立されている学校が、最終的に実績に繋げています。
- 京華中学校:
- 確認テストの再試や課題は、OKが出るまで徹底的にフォロー。「諦めずに追いかける」指導で、学習習慣を確立させてくれます。
- 光塩女子学院:
- 毎朝の小テストと、基準点以下は「義務」の補習。
- さらに「共同担任制」を導入。6〜7人の先生が学校全体を担当し、生徒は相性の良い先生に相談できる。多角的な視点でサポートしてもらえるのは安心です。
- 宝仙学園:
- 学習指導要領より3年間で約1000時間も多い授業時間数を確保。「塾がいらないサポート」を公言しているのは心強いですね。
4. 将来性No.1?「伝統校の大改革」がアツい!
これが今、一番の注目ポイントかもしれません。 100年以上の歴史を持つ伝統校が、未来を見据えてダイナミックな改革に乗り出しています。
特に「大学との連携」は、6年後の進路に直結する超・重要トピックです。
- 順天:
- 2026年から、なんと北里研究所(北里大学の運営法人)と法人合併が決定!
- 2025年度入学生(今の小6!)から、北里大学の指定校推薦枠が全学部学科に拡大するそうです。理系・医歯薬系に強いのは魅力的すぎます。
- 日本学園:
- これが最大の目玉かも…。2026年度から明治大学の系列校となり、「明治大学付属世田谷」に校名変更・共学化が決定!
- 将来的には卒業生の約7割が明治大学へ推薦入学できる体制を目指すとのこと。
- すでに人気が急上昇しており、偏差値も上がる可能性大。今が最後のチャンスかもしれません。
まとめ:併願校は「第二の第一志望」になるかもしれない
いかがでしたか? 「偏差値50前後」と一口に言っても、これだけの個性と可能性に満ちた学校がたくさんあります。
わが子の性格や将来の夢に合わせて、
- 「偏差値以上の大学実績(お得感)」を狙うのか
- 「突き抜けた独自プログラム」に賭けるのか
- 「徹底した学習管理(面倒見)」で伸ばしてもらうのか
- 「大学連携という将来性」を買うのか
併願校選びは、「安全」のためだけじゃありません。 もしかしたら、わが子にとって「第一志望以上にフィットする、6年間を最高に伸ばしてくれる学校」になるかもしれない。
そう思うと、併願校選びも少しワクワクしてきませんか?
残り数ヶ月、本当に大変な時期ですが、わが子にピッタリの「運命の学校」を見つけるために、最後まで情報収集を頑張りましょう! 応援しています!
今日も、一歩前へ。
では、また。

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