「中学受験、親子で頑張りたいけど、毎日忙しくて…」 「子供の成績、なんとか上げたいけど、最近やる気がなさそうで心配…」 「モチベーションが上がる学習道具が良いって聞くけど、何を選べばいいのか分からない…」
中学受験を控える小学6年生のお子さんを持つ、共働きの親御さん。毎日のお仕事、家事、そしてお子さんの受験サポートと、本当に目まぐるしい日々をお過ごしのことと思います。特に、ご自身が中学受験を経験されていない場合、どうやって子供の勉強をサポートし、モチベーションを維持してあげれば良いのか、手探り状態で不安を感じることも多いのではないでしょうか。
時間は限られているし、情報も溢れている。そんな中で、「我が子に合った、本当に効果のある方法」を見つけ出すのは至難の業ですよね。分かります、私も同じように悩んだ経験がありますから。
でも、大丈夫です。忙しい毎日の中でも、ちょっとした工夫やアイテムを取り入れることで、お子さんの「勉強、なんだか楽しいかも!」「もっと頑張りたい!」という気持ちを引き出すことは可能です。
この記事では、中学受験を乗り越えるための強力なサポーターとなる「学習道具」に焦点を当て、共働きで忙しい親御さんでも効率的に取り入れられる、子供のモチベーションをアップさせる学習道具の選び方と、具体的なおすすめアイテムをご紹介します。
この記事を読めば、
- なぜ学習道具が子供のやる気を引き出すのか
- 我が子に合った学習道具の選び方のポイント
- 具体的なおすすめ学習道具とそのメリット・デメリット
が分かり、お子さんの学習サポートに対する漠然とした不安が解消され、前向きに取り組めるようになるはずです。ぜひ最後まで読んで、お子さんにぴったりの「魔法の道具」を見つけるヒントにしてくださいね。
なぜ学習道具でモチベーションが上がるの?
そもそも、なぜ学習道具を変えたり、新しいものを取り入れたりすると、子供のモチベーションが上がるのでしょうか?
中学受験の勉強は、長期間にわたり、大人でも根気のいる作業です。特に小学生にとっては、単調な問題演習の繰り返しは、時に苦痛に感じてしまうもの。「勉強=つまらないもの」というイメージが定着してしまうと、自発的な学習意欲はどんどん低下してしまいます。
そこで活躍するのが、学習を「やらされ感」のあるものから、「主体的で楽しいもの」へと変えるきっかけを与えてくれる学習道具なのです。
- 「楽しさ」や「新鮮さ」の導入: ゲーム感覚で学べるアプリや、カラフルな文房具などは、勉強に遊びの要素を取り入れ、ポジティブな感情と結びつけやすくします。
- 「達成感」の可視化: 学習計画表やご褒美シールなどは、自分の頑張りが目に見える形になるため、「これだけできた!」という達成感を得やすく、次のステップへの意欲につながります。
- 「集中できる環境」の創出: 学習タイマーや整理整頓グッズは、メリハリをつけたり、学習環境を整えたりすることで、「よし、やるぞ!」という気持ちの切り替えをサポートします。
もちろん、道具さえあれば万事OKというわけではありません。しかし、マンネリ化しがちな勉強に変化をもたらし、お子さん自身の「やってみようかな」という気持ちを後押しする有効な手段の一つであることは間違いありません。
タイプ別!おすすめ学習道具とその選び方
では、具体的にどのような学習道具がモチベーションアップに効果的なのでしょうか?ここでは、お子さんのタイプや学習状況に合わせて選べるよう、いくつかのカテゴリーに分けて、具体的な商品例も交えながらご紹介します。 ※商品名はあくまで一例です。お子さんに合うかどうか、機能や価格などを比較検討してください。
① 楽しみながら学びたい!「ゲーミフィケーション系」
ゲームの要素を取り入れて、学習への抵抗感を減らし、夢中にさせるタイプです。
- 具体例:
- 学習アプリ:
- 算数に特化し、ゲーム感覚でステージクリアを目指す**「トドさんすう」**
- 図形やパズルで思考力を鍛える**「Think!Think!(シンクシンク)」**
- 有名講師の授業動画が見放題で、基礎固めから応用まで対応する**「スタディサプリ 小学講座」**
- 理科や社会の知識をクイズ形式で学べるアプリなども多数あります。
- タイマーアプリ:
- スマホを触らない時間に応じて木が育つ**「Forest」**(スマホ依存対策にも)
- ポモドーロテクニックに特化したシンプルな**「集中」アプリ**
- 学習アプリ:
- メリット: 楽しみながら知識が身につく。競争心や達成感が刺激される。スマホやタブレットで手軽に、隙間時間を活用しやすい。
- デメリット: やりすぎると本来の勉強から逸脱し、遊び感覚が強くなる可能性も。無料アプリでも一部機能が有料だったり、広告が表示されたりすることがある。
- 選び方のコツ: まずはお子さんの興味関心(好きなキャラクター、ゲームの種類など)に合わせて、いくつか候補を挙げてみましょう。無料版や体験版があれば、実際に試してみて、操作性や内容がお子さんに合っているか確認します。学習内容が中学受験のレベルや範囲に合致しているかも重要です。親子で一緒に探してみるのも良いでしょう。
② 頑張りを見える化!「可視化・達成感系」
自分の努力や進捗状況を目で見て確認できるようにすることで、達成感と次への意欲を引き出すタイプです。
- 具体例:
- 学習計画表・達成度グラフ:
- 週間/月間スケジュール、タスク管理、振り返り機能などが充実した受験生向けの**「能率手帳スコラ」**
- 無料でダウンロードできる学習計画表テンプレートが豊富な**「ちびむすドリル」**などのサイト
- 親子でオリジナルデザインの手作り計画表
- ご褒美シール・スタンプ:
- お子さんの好きなキャラクターのシールや、100円ショップなどで手に入るシンプルな丸シール、学習用スタンプなど。目標達成シートと組み合わせて使うと効果的。
- カウントダウンカレンダー:
- 市販の卓上タイプや壁掛けタイプ。アプリなどにも機能がある場合があります。手作りで、毎日めくるのを楽しみにするのも良いでしょう。
- 学習計画表・達成度グラフ:
- メリット: 目標達成が具体的に目に見える。「これだけ頑張った」という自信につながる。計画的に学習を進める習慣が身につきやすい。
- デメリット: 作成や管理に親の手間がかかる場合がある(特に最初は)。シールやスタンプが目的化しすぎないよう、声かけなどで本来の目的を意識させる工夫も必要。
- 選び方のコツ: 子供が自分で管理しやすい、シンプルなデザインやフォーマットのものを選びましょう。最初から完璧を目指さず、お子さんの意見を聞きながら、使いやすいようにカスタマイズしていくのがおすすめです。親子で一緒に計画表を作る時間を持つのも、コミュニケーションの機会になります。
③ 勉強に集中したい!「集中力アップ・環境整備系」
学習環境を整え、集中力を高めることで、効率的な学習をサポートするタイプです。
- 具体例:
- 学習タイマー:
- 時間の経過が色で視覚的に分かりやすい**「ソニック トキ・サポ」**
- シンプルな操作性と静音性が特徴の**「ドリテック ラーニングタイマー」**
- キッチンタイマーも手軽ですが、残り時間表示が見やすいものがおすすめです。
- ノイズキャンセリングイヤホン/ヘッドホン:
- SONYやBoseなどが有名ですが、高価なものが多く、小学生にはオーバースペックな場合も。まずは耳栓タイプや、比較的安価なデジタル耳栓などを試してみるのも手です。ただし、周囲の音が聞こえにくくなるため、使用環境や時間には十分注意し、親子でルールを決めてください。
- 整理整頓グッズ:
- シンプルなデザインで統一しやすい**「無印良品」**のファイルボックスやアクリル仕切りスタンド
- 機能的な文具が多い**「コクヨ」**のペンスタンドや書類トレー
- 姿勢矯正クッション:
- 子供向けのサイズやデザインがある**「Style Kids(スタイルキッズ)」**
- バランスボールタイプの椅子なども集中力向上に繋がる場合があります。
- 学習タイマー:
- メリット: 学習環境が整うことで、「勉強モード」への切り替えがしやすくなる。時間を意識することで、ダラダラと勉強するのを防ぎ、メリハリがつく。
- デメリット: 効果には個人差がある。特にイヤホンなどは、お子さんによっては圧迫感を感じることも。ある程度のコストがかかる場合がある。
- 選び方のコツ: お子さんが何に困っているのか(周りの音が気になる、つい他のものに目移りする、すぐに疲れてしまうなど)をよく観察し、それに合ったものを選びましょう。タイマーなどは、実際に操作してみて、子供が使いやすいと感じるものが一番です。
④ アナログだけどやっぱり使える!「定番文房具系」
昔ながらの文房具も、使い方次第でモチベーションアップにつながります。お気に入りのものを使うだけでも気分が変わります。
- 具体例:
- 付箋: 定番の**「ポスト・イット」**をはじめ、様々なサイズ、色、形のものが販売されています。フィルムタイプで下の文字が透けるものも便利。
- マーカーペン: 淡い色合いで目に優しい**「ゼブラ マイルドライナー」**が人気。蛍光色だけでなく、グレーなど落ち着いた色もあります。自分で色分けルールを決めると効果的。
- 小型ホワイトボード: リビング学習用に、持ち運びしやすいA4サイズ程度のものが便利。ペンやイレイザーとセットになっているものも。
- 単語帳・暗記カード: **「コクヨ キャンパス」**シリーズなど、サイズや罫線の種類が豊富。リングタイプやルーズリーフタイプなど、使いやすい形式を選べます。
- メリット: 手軽に取り入れやすい。低コスト。自分の手で書いたり、貼ったりする作業が、記憶の定着や思考の整理に役立つ。
- デメリット: デジタルツールに慣れているお子さんには、地味に感じられる可能性も。管理が煩雑になることもある。
- 選び方のコツ: 使いやすさはもちろん、お子さんの好きな色やデザインを取り入れると、愛着を持って使ってくれます。たくさんの種類を一度に与えるのではなく、目的に合わせて少しずつ試していくのが良いでしょう。
学習道具を選ぶ上での注意点
魅力的な学習道具はたくさんありますが、選ぶ際にはいくつか注意したい点があります。
- 主役は子供: 親が良いと思ったものを一方的に与えるのではなく、できるだけお子さん自身に選ばせてあげましょう。「自分で選んだ」という感覚が、道具への愛着と「使ってみよう」という意欲につながります。いくつか候補を提示して、その中から選んでもらうのも良い方法です。
- 道具はあくまで「補助」: 学習道具は、あくまで勉強をサポートするためのものです。道具を使うこと自体が目的になってしまわないよう注意が必要です。「このアプリをクリアすること」ではなく、「このアプリを使って苦手な計算を克服すること」が目標であることを、折に触れて確認しましょう。
- 効果がなければ見直しも: 使ってみて「なんだか合わないな」「前より集中できていないかも」と感じたら、無理に使い続ける必要はありません。お子さんの様子をよく観察し、合わないようであれば、別の道具を試してみる柔軟さも大切です。
まとめ
中学受験は、お子さんにとっても、そしてサポートする親御さんにとっても、大きな挑戦です。特に共働きで時間がない中でのサポートは、本当に大変だと思います。
今回ご紹介したような学習道具は、マンネリ化しがちな受験勉強に変化を与え、お子さんの「やる気スイッチ」を押すきっかけになるかもしれません。大切なのは、お子さんのタイプや興味に合わせて、本人が「これなら頑張れそう!」と思える道具を一緒に見つけることです。
完璧を目指さなくて大丈夫です。焦らず、お子さんのペースに合わせて、使えそうなものから少しずつ試してみてください。この記事が、お子さんにぴったりの学習道具を見つけ、親子で前向きに中学受験を乗り越えるための一助となれば幸いです。
今日も、一歩前へ。
では、また。

コメント