こんにちは。
学園祭のシーズンですね。
先日、成城中学校・高等学校の学園祭にお邪魔しましたのでその際の様子をご紹介します。
生徒が生き生きと自主性をもって開催された、素晴らしい文化祭でした。
成城中学校・高等学校の概要
1885年の創立以来、「知・仁・勇」を教育理念に掲げ、新しい時代を切り開くグローバルリーダーの育成をめざす男子進学校です。
2018年度から高校募集を停止し、完全中高一貫校へと移行しています。
中高6年間を「基礎学力養成期」(中1・2)、「進路決定期」(中3・高1)、「実力完成期」(高2・3)の3期に分け、男子の発達段階に合わせた教育を展開。
中1・2では、授業を中心に、日々の小テストにより、学習到達度をチェックし、補習や再テストを通して、自学自習を習慣化させ、中3・高1ではキャリア教育やグローバル教育に力を注ぎ、キャリア教育では、高1の夏休みに「未来の履歴書」というオリジナルの課題が出されます(大学生になった自分を想定して、希望する企業に提出する架空の履歴書を作成することで、学習の意義の再確認や意欲向上へとつなげることが目的)。高2・3では希望進路別のクラス編成となり、高3では科目別の習熟度別授業や選択科目を設定。それぞれの進路に対応した授業が行われます。また、高1から受講可能な無料の進学講習や、卒業生がチューターとして常駐する自習室「自修館」もあり、生徒一人ひとりの希望する進路を実現するために全面的にバックアップする体制を整えています。
卒業生には森山直太朗さんや世界のオザワのご子息でもある小澤征悦さんなどがいます。
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文化祭の感想
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「生徒の雰囲気」
当日はあいにくの雨でしたが、実行委員の生徒が元気に挨拶で出迎えてくれました。
文化祭には生徒が積極的に参加しているようで、文化祭実行委員の数も多く、目的の展示に行くためにパンフレットを広げて場所を確認していたら、生徒が声をかけてくれ、展示場所を案内してくれました。
文化祭の展示は来場者による人気投票が行われており、人気投票でよい結果を目指してクラスの連帯感が強く、展示の呼び込みなども自主的に生徒がやっている様子が多く見受けられ、懸命に頑張っている姿が好印象でした。
生徒同士の来客者数などの情報交換も廊下で頻繁に行われており、生徒も本気で楽しんでるという雰囲気を感じ取ることができました。
特に同校の文化祭の目玉であるウォーターボーイズの公演はかかわっている生徒も多く、生憎の雨でもたくさんの観覧者がいました。
このウォーターボーイズの公演ですが、中学2年生から高校1年生の有志で行う公演です。
高校1年生が中心となって1年間かけて準備をしてきたようで、精一杯の演技を披露してくれました。
演技自体も素晴らしいものでしたが、それ以外に感心した場面がありました。
その場面というものは、演技は音楽に併せて行われていたのですが、その音楽が途中で止まってしまうというハプニングが起こった時の生徒が対処する場面でした。
おそらく機材のトラブルだったと思うのですが、音楽が止まったタイミングで生徒が落ち着いて対処に向かい、演技者はその間、観客を飽きさせないために即興で演技を行うなど、生徒自身が「今、何をしたらよいか」を考えて行動できていて、素晴らしいと感じました。
このように、文化祭においては生徒間の交流も活発で、積極性のある生徒が目立っていました。
「保護者の雰囲気」
成城中学・高等学校では、文化祭を見ていると、PTA活動が活発だなと感じました。
成城中学・高等学校のPTAは「師親会」と呼ばれ、各クラス2名の方が委員に選出され、総会・クラス懇親会・学年委員会・全体委員会・役員会等を運営しています。
また、文化祭ではバザー・喫茶室・成城グッズの販売などをし、中学校・高等学校の各最終学年では、卒業記念事業を企画運営するなどの活動を行っています。
文化祭においても、「オリジナルグッズ販売」「バザー」「制服リサイクル」「記念菓子」販売などの活動を行っていました。
また、ウォーターボーイズの公演などでは、PTAの方がサポートの活動を行っていたりと、文化祭の中で保護者のサポート体制がしっかりしているという印象を受けました。
「施設・設備」
ほとんどの施設が解放されていて、いろいろな施設の確認ができました。
2015年に創立130周年を迎え、その記念事業として校舎を改築されたことから、施設はきれいでした。
建物も1号館から3号館の3棟あり、各建物においてはB1階から5階まであります。
2015年に改築されたことから、建物自体もきれいで、エレベーターもついていました。
運動施設も整備されており、特に、ゴムチップ入りで、天然芝に近い仕様になっているグラウンドは立地を考えると比較的広いなと感じました。
加えて、グラウンドのほかに、サブグラウンドが2か所あります。
また、体育館と地下体育室と2か所の体育館があり、運動にも力を入れている学校という印象を受けました。
文化祭では図書室も見学してきました。
図書室には蔵書が3万5千冊あり、閲覧スペースには、テーブル席が46席、窓際のカウンター席が25席あります。閉館時も、図書スペースと閲覧スペースを仕切り、閲覧スペースのみ使用できる仕様になっており、使い勝手がよさそうな印象を受けました。
当日は、図書室で「夏のホラー特集?」だったと思いますが、蔵書の中のホラー書籍を集めて、生徒の興味を引くような取り組みがされていました。
夏にホラー書籍の特集を組むと、貸出数が増えるので、図書室に来てもらう機会を増やせるとのことでした(教員談)
なお、同校の蔵書については、毎年1000冊ほど入れ替えているようで、また、蔵書にない本も地域の図書館と連携しているので取り寄せることもできるという話でしたので、読書好きの子供だけでなく、そうでもない子供にとってもなかなか使い勝手がいい場所なのではないかと思います。
「部活動」
文化祭では部活動も展示をたくさん出していました。
我が家では鉄道研究部、ウォーターボーイズ、体操部を見学させていただき、とても楽しめました。
また、クラスの展示では、中学3年生によるスクラッチを利用した射撃ゲーム、中学1年生のミニ四駆、射的を回りました。
お化け屋敷などがあるかと思いましたが、教室を囲うようなクラス展示は本年は許可されていないようでしたので、お化け屋敷の出展はありませんでした。
鉄道研究部
部の創立されて70年を超える伝統ある部です。
活動はジオラマを制作することが多いようで、文化祭の出展作品も制作されたジオラマにNゲージを走らせているというものが多かったです。
年に数回ジオラマを出展する機会があるようで、出展の機会が多いからか、しっかりしたジオラマが出展されていました。
実際にNゲージを運転することもでき、たくさんの小学生が運転の順番待ちをしていました。
我が家の坊も楽しく運転させてもらいました(笑)。
ウォーターボーイズ
前述したとおり、中学2年~高校1年までの有志の生徒で行う活動で、成城中高文化祭の目玉企画でもあります。
高校1年生を中心に1年間かけて準備を行い、文化祭での公演となります。
演技も生徒が主体となって考えたプログラムであろうシンクロ、プールサイドでのダンス、バク転、組体操といったものを披露してくれます。
そのひたむきな演技に子供だけでなく大人も見入ってしまう方が多いと思います。
体操部
体操部の公演は中学1年生から高校2年生までの体操部員が地下体育室でどこなっていました。
我が家の坊の一押し公演(ウォーターボーイズも捨てがたい)で、通常の体操技からモンスターボックスまで、見ごたえのある公演でした。
体操部は経験者が多いのではないかと思っていましたが、実際は中学から始める生徒も多いようで、そのような中で後方2回宙返り?などの大技も披露できるレベルまでになっていることに驚きでした。
クラス展示
クラス展示は各学級、協力しあって和気藹々と出展している様子を見ることができてよかったです。
特にスクラッチを利用した射撃ゲームなどは時代を感じるものでした。
我が家の坊も楽しく参加させてもらえて満足していました。
文化祭は学校のカラーが出やすいような気がします。
まだまだ文化祭シーズンが続いていますので、ほかの学校の文化祭にお邪魔したいなと思います。
今日も、一歩前へ。
では、また。
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