偏差値(2021サピックスオープン):34(第1回目)
所在地:東京都文京区大塚5丁目40番10号
最寄駅:東京メトロ有楽町線「護国寺駅1番出口」より徒歩すぐ
URL:https://www.buzan.hs.nihon-u.ac.jp/
種類:男子
学校の特色
真言宗豊山派によって1903年に開校された旧制豊山中学校を前身とする学校。
1954年に日本大学の付属校となる。
医学部医学科を含む多様な学部・学科を擁する日本大学への内部進学制度が利用できる一方で、国公立大学、難関私立大学や医歯薬系学部への進学者も多く、受験指導力には定評がある。
全国各地にある日本大学の26校の付属校のうち日本大学が直接運営する学校は11校あり、その中で同校は唯一の男子校。
校訓は『強く 正しく 大らかに』。
国内最大規模の総合大学の付属校としてのメリットは、盤石な教育環境。
法学部・経済学部・生産工学部と連携して、高校段階から大学での学びを体験できるシステムが確立されている。
クラス編成
1クラス40名程度の6クラスほどで編成される。
教育の特徴
男子だけの環境だからこそ、自立を促す機会が多く与えられ、成長が著しく、多感な男子中高生にとって、異性の目を気にせず、理解し合える仲間たちと切磋琢磨できる環境。
男子の成長は一見するとゆっくりだが、きっかけさえつかめば大きく伸びていくとの考えのもと、早い段階から自学自習の習慣をつける取り組みを行う。
時間管理を徹底させるため、企業などで採用されているPDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを教育に取り入れている。
オリジナルの手帳を使って生徒一人ひとりが学習計画を作成し、自学自習の習慣や規則正しい生活リズムの確立を図り、主要科目の英語などでは複数の教員が指導するチームティーチング(TT授業)や習熟度別授業を導入し、きめ細かい指導を徹底させているのも特徴。
また、MAP(モーニング・アシュランス・プログラム)と呼ばれる10分間の朝テストを毎日行い、しっかりと理解させることで基礎力を培っている。
さらに、全学年でタブレット端末を導入し、総合的な学習の時間や学校行事などに活用するとともに、学習記録などの自己管理にも役立てている。
キャリア教育
キャリア教育も充実しており、職業考察(中1)、職場訪問(中2)、大学学部見学(中3)などは、将来について考える機会が与えられる。
中3からは希望進路別にクラスが編成され、国公立大学、難関私立大学、日本大学の医歯薬系学部への進学をめざす「特進コース」と、日本大学への進学に向けて確かな学力を築き上げる「進学コース」の2コースに分かれる。
高校では、学習とスポーツを両立させる「スポーツコース」を加えた3コース制となり、各自の目標に合わせて授業を選択できる。
海外研修
語学研修ホームステイ
中学2年生〜高校2年生の希望者を対象として、夏休みに語学研修ホームステイを実施。
カナダ・オンタリオ州オーウェンサウンドでの17日間にわたるホームステイと語学研修。
インターナショナルな環境で、バディと一緒に現地協力校で授業を受け、一日中、英語を使用する環境なのでリスニング能力とコミュニケーション能力の一段の向上を目的としている。
また、語学研修だけでなく、休日には地元の観光施設やカナダの文化に直に触れるチャンスが多い。
ケンブリッジ研修
日本大学全付属高校生を対象に、コミュニケーション能力を高める語学研修を年に2回(春・夏)、ケンブリッジ大学で実施。
17日間のプログラムで、ドミトリー生活をしながら勉強し、イギリスの文化、歴史、習慣に触れたりする。
学習支援
チューター支援プログラム
同校卒業生が放課後自習室で学習をサポートしてくれる制度。
希望者は無料で参加できる。
勉強合宿(中2)
学習の遅れを感じている中学2年生を対象に、日本大学の施設で3泊4日の合宿を行い、学習リズムを見直すきっかけを作る。
補習授業・チャレンジ補習(中3)
定期テストの結果を参考にして、各教科で学習の遅れを感じている生徒に対し、補習授業を実施。
それぞれの定期テストの学習内容をきちんと定着させ、その後の学習が円滑に進められるように学校としてフォロー。
中学3年次には、豊山高校進学を前に、学習の遅れを感じている生徒に対してチャレンジ補習を実施している。
進学実績
卒業生の約4分の3は日本大学に進学。
現役進学率は例年90%以上であり、中高一貫生は約2割が国公立大学や難関私立大学に進学。
国公立大学を受験する場合は、日本大学の一部の学部では被推薦権を保持したまま挑戦が可能。
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