青山学院中等部・高等部
偏差値(2021サピックスオープン):48(男)56(女)
所在地:東京都渋谷区渋谷4丁目4−25
最寄駅:渋谷駅宮益坂方面出口 徒歩13分、表参道駅B1出口 徒歩7分
URL:http://www.jh.aoyama.ed.jp/
種類:共学
付属校・半付属校・系属校・進学校:付属校
キリスト教系・仏教系:キリスト教系
校風(個人の主観):自由な校風
学校の特色
青山学院は、明治時代の初めにアメリカの宣教師が創設した学校を源流としています。中等部は1947(昭和22)年に男女共学の中学校として開設され、間もなく75周年を迎える伝統校。
渋谷のキャンパスに幼稚園から大学院までを擁しており、その一角にある中等部では、教科センター方式を採用した新校舎、多様な国際交流プログラム、社会の問題に目を向ける校外学習など、特色ある教育環境と学びのプログラムにより一人ひとりの能力を伸ばし、社会貢献できる豊かで創造的な人間の育成をめざしている。
スクールモットー
青山学院のスクールモットーは、聖書のマタイによる福音書に書かれている「地の塩、世の光」。
どのような考え方かというと、塩はわずかであっても人が生きていくためには欠かせないものであり、また、料理の味を引き立たせるのと同じように、隣人の良さを伸ばしたり引き立てたりすることも大切だということを表している。この塩の役割を知ったうえで、世の光の役割を果たすべきと考えており、光はたとえ小さなものであっても、暗闇を照らし、わたしたちにぬくもりを与えてくれるものとして捉え、自分たちが世の光として用いられるときも、謙虚さと周囲の人たちへの感謝を忘れることなく努めるべきだという考え方である。
教育システム
1クラスが32名のクラスで授業。
2017年からは教育センターシステムという教育体系をとって授業を行っている。
生徒が授業ごとに教室を移動するシステムで、音楽室や理科実験室といった特別教室だけでなく、たとえば英語の時間には英語教室に行き、社会の時間には地理教室や歴史教室に行くというように、教科ごとにそれぞれの専門教室に移動して授業を受ける。
クラスや学年の枠を超えて生徒たちが混ざり合うことが狙い。各教科の専用ゾーンには発表や作業のための「メディアスペース」も設けられており、たとえば社会のメディアスペースには、地理や歴史に関係するさまざまな資料のほか、先輩や友だちの作品も展示され、教科に関連する書籍も置かれてる。生徒は自分の興味のある教科でそうしたものに触れ、知的な刺激を受けることができる。
3年生になると週2時間の選択授業があり、先生がそれぞれ大学のゼミのような形で行っている。各テーマに興味を持った生徒が集まって、少人数で進めていき、20以上ある講座のなかにはユニークなものも多い。卒業生や外部の講師の方を招いたり、外に出掛けたりすることもある。
国際交流
同校の特色の一つとして国際交流が盛んであることがあげられる。現在はオーストラリア、韓国、フィリピンと交流がなされており、韓国ではソウルにある梨花女子大学附属中学校と交流している。
また、フィリピンとの交流では、中等部が支援しているNGO「チャイルド・ファンド・ジャパン」の子どもたちの現状を知って、フィリピンの生徒との交流を通して相互の理解を深める取り組みを行っている。フィリピンでは、通常の観光では立ち寄らないところ、電気も水道もないような家に行くこともあるが、現地の子どもたちの笑顔はとても明るくて、生徒たちはその状況にいろいろなことを感じている。
オーストラリア訪問は、例年、夏休みに希望者が2週間のホームステイを行っている。ホームステイ先の子どもが通うI・L・Cという中学校に一緒に登校し、現地の人たちと交流することで言語能力、コミュニケーション能力が磨かれる。
学習環境
中等部内に、自由に勉強できる「スタディルーム」というオープンスペースがあり、放課後、教師をめざす学生たちがボランティアで勉強を教えに来てくれている。中等部の卒業生が多く、本校での勉強の進め方など卒業生ならではの生きたアドバイスが得られ、充実した学習サポートが受けられる。また「チャットルーム」では週1回、青山学院大学で学んでいる留学生たちとランチを一緒に食べながら交流できる。
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