【学校情報】2025年度城北中学校入試報告会まとめ

受験情報

皆さんこんにちは、今回は先日参加した2025年度城北中学校入試報告会についてまとめました。

城北中学校の受験を検討されている方の参考になれば幸いです。

1. 入試結果概要

2025年度の入試は3回とも定員は埋まり、欠員が出た場合の繰り上げ合格についても過不足なく実施されたとのことです。

項目第1回第2回第3回
応募者数401名782名459名
受験者数361名612名296名
合格者数133名297名52名
合格点205点209点221点
入試最高点270点291点269点
科目別平均点
国語 (100点)
– 受験者575550
– 合格者626064
算数 (100点)
– 受験者596457
– 合格者718076
社会 (70点)
– 受験者454843
– 合格者495252
理科 (70点)
– 受験者333733
– 合格者394745
合計 (340点)
– 受験者194204183
– 合格者221239237

詳しい結果については学校のホームページをご確認ください。

2. 入試科目別分析

各教科の先生から、入試問題の分析結果について報告がありました。

2-1. 国語

2025年度の国語の入試問題は、合格者と不合格者の差が大きく開いた問題がいくつか見られました。特に差が開いた問題は以下の通りです。

  • 第1回:大問1の問10
  • 第2回:大問1の問7
  • 第3回:大問1の問6

いずれも小説の読解問題で、60字程度で答える記述問題でした。これらの問題では、物語の展開や登場人物の心情を正確に捉え、それを的確に表現する能力が求められていました。

物語の全体像を把握した上で、部分的な記述にとらわれずに解答することが重要です。

また、同調圧力についての問いでは、具体的にどのようなものが同調圧力に当たるのか説明する必要がありましたが、不合格者の多くは同調圧力について具体的に説明できていませんでした。

物語の登場人物の気持ちの変化を捉える問題では、気持ちの変化の理由を登場人物の置かれている状況を含めて説明する必要がありましたが、不合格者の多くは気持ちの変化のみの説明となっていました。

物語の登場人物の心情を説明する問題では、心情を正しく解釈できているかどうかが重要です。心情を勘違いしたまま解釈すると、その後の設問にも影響が出てしまう可能性があります。

漢字について

漢字については、時間がないのはわかりますが、雑に書いている受験生が見受けられました。採点官に字体がはっきりとわかるように丁寧に書いてください。

出題元:

  • 2025年度 第1回国語 大問1: 『透明なルール』佐藤いつ子
  • 2025年度 第2回国語 大問1: 『八秒で跳べ』 坪田
  • 2025年度 第3回国語 大問1: 『アルプス席の母』早見和真
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2-2. 算数

2025年度の算数の入試問題は、例年通り大問5題構成で、計算問題、小問集合、速さの問題、立体図形の問題、規則性の問題が出題されました。合格者と不合格者の差が大きく開いた問題は以下の通りです。

  • 第1回:大問4の(2)
  • 第2回:大問2の小問集合
  • 第3回:大問3の速さの問題

大問4の立体図形の問題は、図形をイメージする力と、必要な情報を適切に捉える力が求められます。小問集合は、基本的な問題が多いものの、計算力だけでなく、図形や文章問題など、様々な問題に対応できる柔軟な思考力と対応力が求められます。

大問3の速さの問題は、速さの概念をしっかりと理解し、問題文を正確に読み取る力が求められます。

2-3. 社会

2025年度の社会の入試問題は、地理、歴史、公民の3分野から出題されました。合格者と不合格者の差が大きく開いた問題は以下の通りです。

  • 第1回:公民の問4(2)
  • 第2回:歴史の問14
  • 第3回:歴史の問16

公民の問4(2)は、グラフや資料を正確に読み取る力が求められます。歴史の問14と問16は、基本的な知識だけでなく、歴史の流れや用語の意味を正確に理解しているかが重要です。

2-4. 理科

2025年度の理科の入試問題は、物理、化学、生物、地学の4分野から出題されました。合格者と不合格者の差が大きく開いた問題は以下の通りです。

  • 第1回:物理の問5
  • 第2回:地学の問3
  • 第3回:化学の問4

物理の問5は、光の屈折に関する問題でした。与えられた情報を正確に理解し、図やグラフで表現する力が求められます。

地学の問3は、天体の動きに関する問題でした。問題文を注意深く読み、図やグラフと照らし合わせながら解答することが重要です。

化学の問4は、実験結果をグラフで表現する問題でした。実験結果を正確に理解し、グラフで表現する力が求められます。

3. 受験生へのアドバイス

最後に、先生方から受験生へのアドバイスがありました。

  • 普段からニュースや新聞を読むなどして、社会問題への関心を高めておきましょう。
  • 過去問を繰り返し解き、出題傾向を把握しておきましょう。
  • 苦手な分野は、基礎から丁寧に学習し、克服しておきましょう。
  • 制限時間内に問題を解き終えるように、時間配分を意識して練習しておきましょう。
  • 自分の考えを分かりやすく記述できるように、練習しておきましょう。

4. まとめ

城北中学校は、自主性を重んじる校風で、生徒一人ひとりの個性を伸ばす教育を実践しています。

2025年度の入試問題は、基本的な知識だけでなく、思考力、判断力、表現力を問う問題が多く見られました。

受験生の皆さんは、これらの情報を参考に、早めに受験対策を始めていただければと思います。

今日も一歩前へ。

では、また。

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