【小学6年生の親必見!】過去問で合格を引き寄せる!忙しい家庭でもできる効果的な取り組み方と注意点

受験情報

こんにちは!

長い夏休みが終わり、9月に入るといよいよ受験本番がすぐそこに見えてきますね。

この時期、多くのご家庭で本格的にスタートするのが「過去問演習」ではないでしょうか。

「いつから、どの学校を、何年分解けばいいの?」 「丸付けや復習って、親はどこまで関わればいいの?」

など、悩みは尽きませんよね。我が家もまさに、積み上げられた赤本を前に「さあ、どう進めようか…」と頭を悩ませているところです。

実はこの過去問、ただやみくもに解くだけでは効果は半減してしまいます。

そこで今回は、忙しいご家庭でも大丈夫!お子さんの努力を合格に直結させるための、効果的な過去問の取り組み方と注意点を、我が家の実践も交えながら徹底解説します!

① まずは意識改革!過去問は「実力テスト」ではありません

一番大切な心構えからお話しします。 過去問演習は、「今の実力を測るテスト」や「学力を上げるためのドリル」ではありません。

「今持っている学力を、志望校の出題形式に合わせて最大限に発揮し、1点でも多く得点するための練習」

これが過去問の本当の目的です。

だからこそ、偏差値が少し足りなくても、過去問を徹底的に「研究」し尽くしたB君が、偏差値で上回るA君に逆転合格する!なんてドラマが起こり得るのです。

② 解く前に親がやるべき「偵察」!解答用紙は学校からのメッセージカード

お子さんが問題を解き始める前に、ぜひ親御さんにお願いしたい「偵察」があります。それは、解答用紙のチェックです!解答用紙には、志望校が「こんな生徒が欲しい」というメッセージがたくさん詰まっています。

  • 算数✏️:途中式は必要?
    • 解答欄に「式や考え方」を書くスペースがあれば、途中式も採点対象です。普段から丁寧な式を書く練習が必要ですね。逆に、答えだけで良い学校(慶應中等部など)もあります。
  • 社会🗺️:形式と問題数は?
    • 地理・歴史・公民の3題構成か、全範囲からの総合問題か。総合問題は時間配分の練習が必須です。
    • スピード重視の学校(30分で50題など)か、記述中心の学校(45分で10題など)か。対策が全く変わってきます!
  • 理科🔬:作図やグラフはある?
    • 作図やグラフの記入が求められる問題は、知識だけでなく「深い理解」を問うているサインです。
    • グラフに線を引く問題が多いなら、募集要項で定規の持ち込みが可能かも確認しましょう。不可ならフリーハンドで描く練習も必要です!
  • 国語📖:漢字問題はどこにある?
    • 漢字などの知識問題が、問題の最初にあるか、最後にあるかで戦略が変わります。もし最後にあるなら、本番では最初に解くという作戦を立てるのがおすすめです。時間切れで得点源を失うのを防げます。

③ 満点は不要!「合格最低点」から逆算する戦略を立てよう

過去問に取り組む際、目標にすべきは「合格者平均点」ではなく「合格最低点」です。合計点でこの1点を超えるための戦略を立てましょう。

全科目で高得点を目指す必要はありません。

例えば、「算数が苦手だから5割目標。その分、得意な国語と社会で8割稼ごう!」といった科目ごとの目標設定が非常に重要です。この戦略があるだけで、苦手科目のプレッシャーが減り、得意科目で「絶対に落とせない」という意識が生まれます。

④ やりがちだけど実はNG!効果を半減させる5つの落とし穴

良かれと思ってやっていることが、実は逆効果になっていることも…。特に注意したいNG行動と対策はこちらです。

  • NG① 塾の演習課題を家で先に解いてしまう
    • 塾の先生は、授業での過去問演習の結果を見て指導計画を立てています。自宅で取り組む際は、必ず「〇〇中学の△△年度を解いても良いですか?」と塾に確認しましょう。
  • NG② 最新年度から解き始めてしまう
    • 最新年度の問題は、入試直前の最終シミュレーションに最適です。12月~1月まで大切に取っておき、古い年度から取り組みましょう。
  • NG③ 記述問題の採点を親が甘くしてしまう
    • 記述問題は配点が高く、合否を分けるカギ。親が採点するとどうしても甘くなりがちです。まずはお子さんに模範解答と見比べて自己採点させ、その上で塾の先生に添削をお願いするのがベストです。
  • NG④ 時間を測らずにダラダラ解く
    • 入試は時間との勝負!必ず本番と同じ制限時間で解きましょう。時間を過ぎても解き続けたい場合は、青ペンで書くなど色を変えて区別し、「時間内なら何点だったか」を正確に把握することが大切です。
  • NG⑤ 大問ごとにバラバラ解く
    • 「今日は算数の大問1だけ」といった部分的な演習では、総合力は測れません。時間配分や体力の使い方も含め、必ず全科目を一気に通して解く日を設けましょう。

⑤ 解き終わってからが本当のスタート!最強の復習&記録術

過去問は「解いて終わり」ではありません。むしろ、ここからが合格への最短ルートです!

  • 「過去問研究ノート」で成長を可視化しよう!
    • 解き終わった問題用紙や解答用紙は、ノートに貼るかファイリングしましょう。
    • 日付、学校名、年度、得点、合格最低点、そして「時間が足りなかった」「ケアレスミスが多い」などの簡単なメモを記録します。この記録が、後々最高の分析資料になります!
  • 解き直しは「問題の仕分け」から
    • 間違えた問題を全てやり直すのは非効率。まずは「この問題は、今の実力で本当に解くべきだったか?」という視点で問題を仕分けしましょう。
    • 「A」(絶対落とせない)、「B」(解くべき)、「C」(できれば解きたい)、「D」(今は解けなくていい=捨て問)のようにランク分けし、A・Bランクの問題を完璧に解けるようにすることを目指します。
  • 「解き直し」は最低3周!
    • 「答えを覚えちゃってるから意味ないんじゃ…」と思うかもしれませんが、目的は「解き方を完全に自分のものにする」ことです。
    • 1回目:実力試し
    • 2回目(数日後):解き方を理解できているか確認
    • 3回目(さらに数日後):時間配分や解く順番も含めて完璧に再現できるか
    • これを繰り返すことで、お子さんはその学校の問題の「専門家」になっていきます。

まとめ

中学受験という長いマラソンの最終盤、過去問はゴールテープを切るための最強の「切り札」です。

親の役割は、「いつから、どの学校を、何年分解くか」というスケジュールを管理し、お子さんと一緒に戦略を練る参謀になることです。もし家庭だけでは難しいと感じたら、塾の先生や家庭教師など、プロの力を借りるのも賢明な選択です。

お子さんと一緒に過去問を「研究」して、最高の状態で本番を迎えられるよう、残り数ヶ月、伴走していきましょう!

今日も、一歩前へ。

では、また。


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