【理科】夏至と太陽と

日常の取り組み

こんにちは。

梅雨入りして、湿度が上がり、蒸し暑い時期になってきましたね。

これから夏本番となりますので、皆様熱中症にはご注意ください。

本日は、ニュースでも報道されていたように「夏至」ですね。

1年の中で一番日中が長い日とされていますが、夏至は1日ではないということをご存じでしたか。

本日は、夏至+αについてご紹介します。

夏至とは

夏至は日本や中国で採用されている太陰太陽暦における二十四節気の一つ。

日本を含む北半球では一年のなかで最も昼の時間(日の出から日の入りまで)が長くなり、太陽の南中高度が最も高くなる日。

毎年6月21日〜7月7日頃にあたり、2022年は6月21日(火)から7月6日(水)までの16日間。カレンダーには初日に「夏至」と記載されています。

一般的に「夏至」と言うときには、この初日を指すことが多いです。

一方、南半球では逆に一年のなかで昼の時間が最も短くなる日を指すことになります。

太陽の動き

太陽は東から西に動いています。

理由は、地球がコマのようにクルクルと自転しているからです。

地球は西から東に向かって自転しているので、天体が東から西に動いているように見えるのです。

ちなみに、北半球の夏至の日は北東側から日の出となり、北西側へ日の入します。

冬至の日は南東側から日の出となり、南西側へ日の入りします。

南中高度とは

「南中高度」というのは、太陽が真南にきて、いちばん高く上がったときの地平線との間の角度です。

中学受験の問題では、建物の影の状態を計算するなどのために、太陽の南中高度を知りたいことがあります。

太陽の南中高度は場所によって違います。

日本の大部分の地域における夏至のとき(南中高度がいちばん高くなります)と冬至のとき(南中高度がいちばん低くなります)、春分の日および秋分の日の太陽の南中高度は、以下の式で簡単に計算することができます。

  • 夏至のときの太陽の南中高度(度) = 90 - (その場所の緯度) + 23.4
  • 冬至のときの太陽の南中高度(度) = 90 - (その場所の緯度) - 23.4
  • 春分および秋分の日の太陽の南中高度(度) = 90 - (その場所の緯度)

この式で出てくる90という数字は地平線と直角ということを表しており、23.4は、夏至の場合は地軸が太陽に向かって23.4度傾いているということを表しています(冬至の場合は、地軸が太陽と反対側に23.4度傾いていることから引き算となっています)

夏至の訪れは梅雨明けも近づいていると感じられるところで、これから暑い日が続きそうですね。

体調を崩さずに暑く楽しい夏を乗り超えましょう。

では、また。

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