こんにちは。
もうすっかり秋ですね。
都内の公園でも紅葉が始まっています。
今回は日比谷公園に紅葉を見に行きましたのでご紹介します。
日比谷公園の紅葉
紅葉と言えば、ちょっと遠出して、赤、黄色など色づいた木が一面に広がるという風景を思い描く方も多いかもしれませんが、遠出せずとも東京都内の公園でもきれいな紅葉を見ることができます。
日比谷公園もその一つで、今はまだ紅葉が始まったばかりですが、そろそろ色づき始めていました。
特に日比谷公園のシンボル「大噴水」の周りではきれいな紅葉を見ることができます。
この大噴水には鯉がたくさん泳いでおり、人間が近づくと鯉が集まってきます。
鯉を観察するのも楽しいですよ。
また、今の時期はトンボもたくさん飛んでおり、番になったトンボの産卵風景も運よく見ることができました。
写真は近くに止まった赤とんぼです。
たくさんの自然の中、ゆっくりした時間が過ごせました。
散歩は体も動かせて、ちょっとした息抜きに最適ですよ。
紅葉の原理
冬が近づくと、それまで緑だった木々の葉が黄色や赤に色づきます。おなじみの紅葉(黄色の場合は黄葉と書くこともあります)。
紅葉といえば、赤くなるモミジや黄色に変わるイチョウがよく知られています。これらの木々の葉も、春から夏にかけては緑色。
植物の葉はふだんの日中には、二酸化炭素と水、光を使って養分(エネルギー)と酸素を作っています(光合成)。このとき、光を効率良く吸収するために働くのがクロロフィル(葉緑素)という色素です。植物細胞の中にある葉緑体に含まれていて、光の3原色(赤、青、緑)のうち、おもに青と赤の光を吸収し緑の光を反射するため、植物は緑に見えるのです。そして紅葉のしくみのひとつが、このクロロフィルの変化にあります。
秋になると、樹木は冬支度をはじめます。気温が低くなると光合成などの反応速度が遅くなり、また昼の時間が短く、太陽の光も弱まるので、生産できる養分が減ります。使えるエネルギー量も減るために樹木は冬の前に、消費エネルギーの少ない状態(いわば省エネモード)とするために、葉のはたらきを徐々に止めていくのです。この変化を「葉の老化」と呼ぶ場合もあります。
この変化の際に葉のクロロフィルを分解して養分に変え、幹に送って活動のエネルギーとして利用します。クロロフィルが減るため緑色がしだいに弱くなるのです(薄まる)。
モミジなど赤くなる植物では、葉緑体の分解が始まる前にアントシアニンという物質がつくられはじめます。アントシアニンは赤や紫の花などにも含まれる色素で、クロロフィルが少なくなり、多くなると葉は赤く色づいて見えるようになります。
紅葉に関する過去問
紅葉に関する過去問題は直近では2022年度に聖光学院中学で出題されています。
常緑樹と落葉樹の組み合わせや植物の作りなどに関する問題が出題されています。
今日も、一歩前へ。
では、また。
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