子供と実験:とろとろスライム

学習道具紹介

スライムを作ろう

こんにちは。

本日も、坊と一緒に実験を行いました。

今回は、みんな大好きスライムを作りました。

スライムってぶよぶよしてて、見た目グロテスクですが、あのブヨブヨとした感触がたまんないですよね。

本日は、100均で売っていたスライム作りのキットを使用して作りました。

スライムを作る際の道具って、洗濯糊とホウ砂を使って作る方法の紹介が多いですが、このキッドは洗濯糊に使われているPVA(ポリビニルアルコール)を使っておらず、グァーガム・ローカストビーンガムとホウ砂を使ったものになります。

最初、材料をみたとき、グァーガムやローカストビーンガムって何って思ったので、どういった物質かをご紹介します。

グァーガム:グアー豆の胚乳部から得られる水溶性の天然多糖類です。食品添加物として認められており、増粘剤、安定剤、ゲル化剤として広く用いられています。

ローカストビーンガム:マメ科の多年生常緑樹カロブ樹の種子から得られる多糖類。主に食用増粘剤やアイスクリーム等の冷菓用安定剤、ゲル化剤として使用されるなど、食品用に使用されることが多い。

食品に使用されているもので作れるのなら体に悪い物とは考えられず、少しは安心して取り扱えますね。

スライムを作るために必要な材料及び道具

○グァーガム、ローストビーンガム 13g

○ホウ砂 1.3g

○紙コップ(大きめのもの:230ml以上入るもの)

○計量カップ

○割り箸一本

○絵の具(スライムに色をつけるためのもの)

○冷たい水 60ml

○お湯 100ml

なんとこれだけでスライムができます。

簡単ですね。

スライムの作り方

①紙コップの中にグァーガム、ローストビーンガム 13gを入れます。

②冷たい水50mlを全量加え、素早く1分ほどかき混ぜます。(一気に加えてください)

③別の紙コップにスライムの素と冷たい水10mlを加え、別のかき混ぜ棒でよくかき混ぜる。(なかなか溶けないので頑張ってかき混ぜてください)

④②で作ったコップの中身にお湯100mlを少しずつ加え、よくかき混ぜて溶かす。この時、スライムに色をつけたい場合は絵の具を加える。

⑤④で作ったコップに③の液体を加えて混ぜる。

⑥よく混ぜたら完成です。

このグァーガムを使ったスライムは手につきにくく、遊びやすいのでおすすめです。

スライムになる過程の検証

今回使用したグァーガム及びローカストビーンガムは多糖類に分類されます。

水を多く保持する多糖類溶液は、多糖類の濃度の増大に伴って粘度が上昇し、ゲル化します。液体中の多糖類の濃度が濃くなると、多糖類分子同士が絡まり合い、くっつくことで、網目のような立体構造ができて、ミクロな空間がたくさんできます。

そのミクロ空間の中に水を含むことでゲル化するというものです。

多糖類だけでもゲル化はできますが、ホウ砂はこのミクロ空間で水をたくさん保有する手助けをしています。

我が家では子供へは、澱粉みたいな豆や植物からできる糖が含まれている粉は水を含ませて混ぜるとねばねばするから、それをもうちょっと工夫してスライムを作ってるよと話をしています(笑)

これくらいの説明だと理解したということにはなりませんが、化学に興味を持ってもらう導入くらいにはなるかな程度に考えています(笑)

スライムは子供の食いつきがいいですよ。

では、また。

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