9割の親が知らない夏期講習の真実。塾の授業だけでは成績は上がりません!

日常の取り組み

こんにちは!

いよいよ、受験の天王山と言われる夏休みがやってきますね。 「夏期講習にしっかり通わせれば、きっと成績も上がるはず…」 そう期待している方も多いのではないでしょうか。

しかし、今日は少し厳しい、でも、夏休みを最高の結果につなげるために非常に重要な事実をお伝えします。

それは、「塾の授業を受けるだけでは、絶対に成績は上がらない」ということです。

「え、ちゃんと授業は聞いているはずなのに…」 「高いお金を払って塾に行かせているのに、どうして?」

そう思われたかもしれません。

もちろん、お子さんや塾が悪いわけではありません。実は、成績が伸び悩むのには、もっと根深い理由があるのです。

合格の鍵は「授業3割:復習7割」の徹底にあり!

授業以外に何が必要なのか?

一言で言えば、「夏期講習の毎日の授業を、徹底的に復習すること」です。

小学6年生になればしっかり子供が復習しているように見えるご家庭が多いと思いますが、残念ながら、本当に成果に結びつく復習のやり方を知り、それを正しく実践できているお子さんは、ほとんどいないのが現実です。

一般的な復習は、テキストやノートをパラパラと見返す程度。でも、それでは復習の「準備段階」にすぎません。

お子さんの夏期講習の効果を引き上げる、具体的な復習法をお伝えします。

夏期講習を最大限活用する「最強の復習4ステップ」

成果を出すための復習は、実は授業中から始まっています。

【ステップ0】準備:これからの復習のためのノート作り

まず、授業のノートの取り方を変えましょう。 黒板の内容を書き写す際、意図的にたくさんの「余白」を作ってノートを取るように、お子さんに伝えてください。

その余白は、講師が口頭で話したけれど、板書はしていない「重要な言葉」をメモするためのスペースです。

  • 講師が説明した言葉を、汚い字でいいので走り書きさせましょう。 どんなに記憶力が良い子でも、人間は忘れる生き物です。「忘れること」を前提に、「後でノートを見返せば、授業が完璧に頭の中で再現できる」状態を目指すのです。

これが、この後の復習で絶大な効果を発揮します。

【ステップ1】「わかる」を「できる」に変える復習

ここからが本当の復習です。多くのお子さんは「授業が7割、復習が3割」くらいの重要度だと考えていますが、全くの逆です。

授業は3割、復習が7割。

授業はあくまで「わかる」ためのキッカケに過ぎません。極端な話、1時間の授業を受けたら、2時間以上は復習に時間をかけるくらいの意識が必要です。

まず、授業で使ったノート、テキスト、プリントを全て机の上に広げ、見直します。

この時、お子様に声に出して説明させてみてください。

これをやると、自分が本当に理解している部分と、曖昧な部分が驚くほどハッキリします。うまく説明できなかった箇所こそ、理解があいまいな部分です。

そこをもう一度ノートで見返す。この時、ステップ0でメモした「講師の言葉」が、理解を助ける最大のヒントになります。

それでも分からなければ、すぐに講師に質問しましょう。

記憶が新しいうちに疑問を解消することが、知識を定着させる最短ルートです。

【ステップ2】実践:「できる」を「やる」に変える宿題

授業内容を説明できるようになり、「できる」状態になった。でも、それだけではまだ成績は上がりません。

まだ足りないのと思う方もいるかもしれませんが我慢のしどころです。

夏期講習では、その日の授業内容の定着度を測る宿題が出るはずです。この宿題は、できれば授業後の自習室で取り組むことを強くお勧めします。

なぜなら、問題を解いてみて、もし解けない問題があっても、「どう考えればいいのか」「どの知識を使えばいいのか」を、その場で講師に質問できるからです。

夜遅くなる場合は、翌日の早い時間に塾へ行って取り組むのも良いでしょう。

【ステップ3】定着:「やる」を「完璧にする」解き直し

さて、いよいよ最終ステップです。

授業後に復習し、宿題を終えたら、それで終わりではありません。 数時間後、例えば寝る前や翌朝に、その日解いた問題をもう一度解き直すのです。

一度解いた問題を、あえて少し時間を置いてから解き直す。 少し忘れかけた頃に、もう一度記憶を呼び起こすことで、知識は「短期記憶」から「長期記憶」へと移り、忘れにくい本物の力になります。

まとめると、最強の復習4ステップはこうなります。

  1. 【見直す】 授業後すぐ、ノートやテキストを見直す
  2. 【説明する】 先生になったつもりで、授業内容を声に出して説明してみる
  3. 【問題を解く】 理解したことを元に、その日のうちに宿題を解く
  4. 【解き直す】 時間を置いて(寝る前など)、もう一度同じ問題を解き直す

夏期講習の成果はいつ頃感じる?

夏期講習での頑張りが目に見える成果として現れるのは、少し先の11月頃になるかもしれません。でも、必ず、成果は出ます。

さあ、今日から早速、お子さんと一緒に「最強の復習法」を試してみませんか?

今日も、一歩前へ。

では、また。

【家庭教師のトライ】

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