こんにちは!いよいよ受験本番が近づいてきて、親御さんもお子さんもラストスパートをかけている頃でしょうか。
毎日忙しい中、本当にご苦労様です。
今日は、入試の合否を分けるかもしれない、でも日々の勉強でなかなか手が回らない「時事問題」について、ブログで深掘りしていきたいと思います。
社会科や理科の問題に絡めて出題されることが多い時事問題。しっかり対策することで、周りのお子さんと差をつけるチャンスになります。
今回は、2025年の入試で特に注目されそうな時事問題を、ランキング形式でご紹介します。
それぞれの問題について、「なぜ重要なのか」「どんな風に出題されそうか」を分かりやすく解説していきますので、ぜひ最後まで読んで、お子さんと一緒に確認してみてくださいね!
第5位:生成AIの台頭と社会の変化
【概要】 ChatGPTをはじめとする「生成AI(ジェネレーティブAI)」が、私たちの生活や仕事、教育のあり方を大きく変えようとしています。人間と見分けがつかない文章や画像、音楽をあっという間に作り出す技術は、便利さと同時に、さまざまな問題も引き起こしています。
【問題点・論点】 AIが作った作品の著作権はどうなるのか? AIが嘘の情報を流したり、ディープフェイクと呼ばれる偽動画で人をだますフェイクニュース問題。そして、AIが人の仕事を奪うのではないかという雇用の変化など、倫理的、社会的な問題が山積みです。
【入試での出題ポイント】
- キーワード: 「生成AI」「ディープフェイク」「著作権」「AI倫理」「シンギュラリティ」
- 出題形式:
- AIの長所と短所について、あなたの意見を記述させる問題。
- AIと著作権の関係について、社会のルールはどうあるべきかを考えさせる問題。
- AIがもたらす社会の変化について、グラフや資料を読み取って説明させる問題。
第4位:太陽光発電と環境問題
【概要】 地球温暖化対策として再生可能エネルギーへの関心が高まる中、太陽の光エネルギーを利用する太陽光発電は、私たちの生活で身近な存在になりました。屋根にソーラーパネルが設置された家や、大規模なメガソーラー発電所も増えています。しかし、その裏側には、新たな問題も出てきています。
【問題点・論点】 太陽光パネルの大量設置に伴う景観の悪化や、パネルの製造・廃棄時に発生する環境負荷。また、発電量が天候に左右されるため、電力が不安定になるという課題があります。日本各地で起きる豪雨災害との関連を指摘する声もあり、土砂崩れや洪水のリスクも考えられています。
【入試での出題ポイント】
- キーワード: 「太陽光発電」「再生可能エネルギー」「地球温暖化」「脱炭素社会」「SDGs」「持続可能性」
- 出題形式:
- 太陽光発電のメリットとデメリットについて、両方の観点から説明させる問題。
- 再生可能エネルギーの導入率に関するグラフを読み取らせる問題。
- 太陽光パネルが設置された山の写真を見て、どのような問題が考えられるかを記述させる問題。
第3位:日本の物価上昇(インフレ)と円安
【概要】 最近、スーパーに行くと、お菓子の値段が上がっていたり、野菜が高くなっていたりするのを感じませんか? これは物価上昇(インフレーション)と呼ばれる現象です。また、外国為替市場では円安が進行しており、海外から輸入するものが高くなる原因になっています。
【問題点・論点】 物価上昇は、私たちの家計を圧迫します。特に、食べ物やエネルギーなど、生活に欠かせないものの値段が上がると、家計は苦しくなります。円安は、外国から原材料を輸入する企業にとってはコスト増になりますし、海外旅行に行くときにも不利になります。
【入試での出題ポイント】
- キーワード: 「インフレーション(インフレ)」「デフレーション(デフレ)」「円高・円安」「輸入」「輸出」
- 出題形式:
- 円安が私たちの生活に与える影響について、具体的な例を挙げて説明させる問題。
- 物価上昇のメカニズムについて、図やグラフを使って解説させる問題。
- 物価上昇が進んだ社会で、政府や日銀が行う政策について考えさせる問題。
第2位:トランプ関税と国際経済
【概要】 アメリカのトランプ大統領が、自国の産業を守るために外国からの輸入品に「関税」をかける政策を打ち出しました。これは「保護貿易」と呼ばれる考え方に基づいています。この関税は、世界的な「貿易戦争」へと発展し、私たち日本の暮らしにも影響を与えています。
【問題点・論点】 トランプ関税によって、鉄鋼や自動車などの輸入品の値段が上がり、アメリカ国内の物価も上昇しました。また、関税をかけられた国も報復として関税をかけ返すなどして、世界中の貿易が不安定になっています。この影響で、原材料の調達先を見直したり、生産拠点を移したりする動きも出ており、国際的なサプライチェーン(製品ができるまでの流れ)が大きく変化しています。
【入試での出題ポイント】
- キーワード: 「関税」「保護貿易」「自由貿易」「貿易戦争」「サプライチェーン」
- 出題形式:
- 保護貿易と自由貿易の考え方の違いについて、それぞれのメリットとデメリットを説明させる問題。
- グラフや資料を読み取り、関税が自国や相手国の経済に与える影響を考察させる問題。
- 関税が日本企業の経営や私たちの生活にどう影響するか、具体的に記述させる問題。
第1位:2025年大阪・関西万博と日本の未来
【概要】 2025年4月13日から10月13日までの184日間、大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)で2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)が開催されています。
テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。
最新技術や多様な文化が集まる、世界のお祭りです。
【問題点・論点】 万博の開催には、莫大な費用がかかります。建設費の高騰や、来場者数の見込みなど、課題も指摘されています。しかし、万博は最新技術を発表する場であり、日本の技術力や文化を世界にアピールする絶好の機会です。
【入試での出題ポイント】
- キーワード: 「2025年大阪・関西万博」「夢洲」「いのち輝く未来社会のデザイン」「持続可能性」「地域活性化」「SDGs」
- 出題形式:
- 万博のテーマや目的について、あなたの考えを記述させる問題。
- 万博が開催されることによるメリットとデメリットについて、両方の観点から説明させる問題。
- 万博開催地の地図を見て、立地が日本の社会にもたらす影響について考察させる問題。
いかがでしたか?
今回ご紹介した時事問題は、社会科だけでなく、理科、国語の読解問題などののテーマにもなり得ます。
日頃からニュースに関心を持つことは、お子さんの「なぜ?」という知的好奇心を刺激し、思考力を高めることにもつながります。
お子さんと一緒に新聞やニュースを見たり、今回ご紹介したテーマについてお話したりする時間をぜひ作ってみてください。
今日も、一歩前へ。
では、また。

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