「夏期講習さえ行けば安心」は危険信号!合否を分ける夏休みのリアルな勉強法

日常の取り組み

皆さん、こんにちは!

いつも子育てに、お仕事に、本当にお疲れ様です! いよいよ、受験の天王山と言われる「夏休み」が目前に迫ってきましたね。

塾から渡される分厚い夏期講習のテキストを見て、「これを全部やるのか…」と、親子でため息をついているご家庭も多いのではないでしょうか。

多くの親御さんが、「あれだけ長時間頑張るのだから、夏期講習が終わる頃には、きっと成績がグンと上がっているはず!」と期待してしまいますよね。

でも、本当にそうなのでしょうか?

⚠️危険な勘違い:「夏期講習に行けば、成績は上がる」

多くの親御さんが「夏期講習に通わせさえすれば、子どもは勝手に成長してくれる」と勘違いしてしまっているそうです。

特に6年生になると、 「午前中は早朝特訓、午後は夏期講習、夕方からは平常授業…」 なんていう、お弁当2個持ちのハードスケジュールも珍しくありません。

でも、考えてみてください。大人でも過酷なこのスケジュール、子どもたちが最後まで集中できているでしょうか?夕方の授業なんて、疲れてしまって ただ座っているだけ になっている子も少なくないそうです。

これでは、貴重な夏休みの時間を無駄にしてしまうかもしれません。

6年生の夏期講習、目的意識がなければ意味がない

4、5年生の夏期講習は、新しい単元を学ぶ「カリキュラムの一部」であることが多いです。ですから、旅行などで休んだ分は家庭でフォローしつつ、基本的には塾のペースに乗っていくのがおすすめです。

しかし、6年生の夏期講習は全くの別物。 そのほとんどが、これまでに習った範囲の「総復習」や「総合演習」になります。

ここで、大きな落とし穴があります。

例えば、算数で「図形は得意だけど、速さが苦手」なお子さんがいたとします。 夏期講習では、基礎の確認もそこそこに、ひたすら演習問題が進んでいきます。得意な図形の日は良いかもしれませんが、苦手な速さの日はどうでしょう?

基礎が分かっていないのに応用問題ばかり解かされて、チンプンカンプンのまま時間が過ぎていく…。 これでは、苦手意識が強まるだけで、何のプラスにもなりません。

じゃあ、どうすればいいの?この夏、本当にやるべきこと

6年生の夏は、 “苦手な重要単元”にとことん向き合える最後のチャンス です。

夏期講習に振り回されるのではなく、お子さんの弱点を克服するために、夏休みを戦略的に使う必要があります。

特に、算数で合否を分けると言われる最重要分野が3つあります。 これは、ほぼ全ての学校で出題されると言っても過言ではありません。

【算数】夏に集中して取り組むべき最重要3単元

  1. 比と割合
  2. 速さ
  3. 平面図形

いかがでしょうか?お子さんの苦手な単元は、この中にありませんか? これらの単元は、理解するのに時間がかかります。だからこそ、まとまった時間が取れる夏休みに集中して取り組むべきなのです。

「この夏休みで、この3つのうち、どれか1つを絶対に完成させる!」

このくらいの気概で目標を立てて、集中的に取り組むことを強くお勧めします。 苦手な単元については、思い切って夏期講習を休んで、その時間を使って基礎から徹底的に復習する方が、よほど効果的です。

塾の先生に相談して個別の課題をもらったり、家庭教師や個別指導で集中的に教えてもらったり、何かしら 手厚い対策 を講じる夏にしましょう。

まとめ:6年生の夏は「量より質」で乗り切ろう!

今回のポイントをまとめます。

  • 「夏期講習に行けば安心」という幻想は捨てる! 長時間座っているだけでは意味がありません。
  • 宿題の優先順位は、夏期講習よりも「平常授業」。共倒れになるくらいなら、夏期講習を間引く勇気を持ちましょう。
  • 苦手単元の夏期講習は、効果が薄い可能性大。思い切って休む選択もアリです。
  • この夏、取り組むべきは「比と割合・速さ・平面図形」の克服! どれか一つでも完璧に仕上げることを目標に。

忙しい毎日の中で、子どもの勉強を細かく見るのは本当に大変だと思います。 でも、やみくもに塾に送り出すだけでなく、「この夏は速さを克服しよう!」と親子で目標を共有するだけで、お子さんの目の色も変わってくるはずです。

戦略的に、そして賢く夏休みを過ごして、秋からの成績アップにつなげていきましょう!

今日も、一歩前へ。

では、また。

Z会の通信教育 小学生コース

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