【学校情報】渋谷教育学園渋谷中学高等学校

学校の紹介(備忘録)

偏差値(2024合格判定サピックスオープン):61(第1回目)

所在地:東京都渋谷区渋谷1-21-18

最寄駅:

渋谷駅

JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン 地下鉄銀座線・半蔵門線・副都心線 東急東横線・田園都市線 京王井の頭線
渋谷駅から徒歩7分(B1出入口から明治通りを原宿方面へ)

明治神宮駅

地下鉄千代田線・副都心線 明治神宮前駅から徒歩8分(明治通りを渋谷方面へ)

URL:https://www.shibushibu.jp/

種類:共学

学校の特色

1924(大正13)年に、渋谷女子高等学校としてスタート。当時、急激な経済成長を遂げていた日本では、女性の働き手が求められ、学園でも仕事に就くための実践力を女性につけることを目的としていた。女子の大学進学率が上がっていくなかで、大学進学を支援する学校へと形を変えていった。

千葉県からの誘致に手を挙げて、1983(昭和58)年に渋谷教育学園幕張高等学校を、86年に同中学校を設立し、知識を身につけることと同時に、学びの本質にかかわる内容を取り入れる方針で教育を実施。その後、渋谷でも同様の教育を行おうと、共学の中高一貫校として1996(平成8)年に、新校舎の完成とともに開校。

教育目標は自調自考」「国際人としての資質を養う」「高い倫理感を育てるの三つ。

「自調自考」とは「自分で調べ、自分で考える」こと。「自分を調べ、自分を考える」、つまり自分がどんな人間なのかを中高時代にしっかり考え、それをベースにして人生を歩んでいってほしいという学校側の考えがある。

「国際人」は、海に囲まれた日本では、特に「自分たちは国際人である」ということを意識し、さまざまな文化や宗教を持つ人と触れ合っていかなくてはならず、ボーダーフリーな世界になることを見据えて設定した目標。

「高い倫理感」とは「自調自考」し、「国際人」として生きていくためには人間として守るべき社会的規範が必要とされることから「高い倫理感」が求められる。

同校は、これらの教育目標を通じて、チャレンジする意欲を伸ばす開かれた教育環境を作り、未来を創る力を育てている。

クラス編成

1クラス35名程度の6クラス制。

毎年クラス分けが実施される。

高校2年生より文系・理系を選択。なお、国公立大学受験に向けての総合力を養うため、文系でも理系科目の、理系でも文系科目の、授業を受けることになっている。

高校での募集あり。

中学校からの内進生とは高2から混合クラス編成となる

教育の特徴

時間の自己管理の大切さを自覚してもらうという考えのもと、年間を通して授業の開始・終了のチャイムは鳴らさない。

国語と英語の授業数が多い。低学年ほど多く、表現活動には時間を割いている。

授業では、インプットとアウトプットのバランスを大事にしており、「読む」と「書く」、「聞く」と「話す」という、この対になる4技能に、英語でも国語でも多くの時間を割り当てて、言語力をしっかり高めていく。この4技能は相互補完の関係にあり、よく聞けない子はよく話せないし、読めない子は書けない。だから英語の授業でも、インプットをしたら、それをアウトプットができるように構成している。特に中1の英語ではこれを積み重ね、一定の力がつくまでは中間テストなどは行わず、1回ごとのチャレンジで細かく評価をする。

中3以降は教科ごとの連携を密にしている。一例として、英語の授業で理科的な内容を扱うなら、理科の先生にも英語の教材になっていることを意識してもらい、理科でも英語でもきちんと理論的なことを伝えるようにしている。教科の垣根を低くして、たとえば社会の特別授業の内容が英語にも役立つことが普通にあるのだと、生徒たちにわかってもらえるようにしている。

学習の羅針盤、シラバスを活用する

今の自分の学びがどこへつながるか、目指すものが何かを示した6年間の指針、学びの設計図がシラバスです。
1年間に学習する科目の全体を見通して、自分がいま学習していることが、「どのような意味を持ち」「どのような順序で」「どのように発展するのか」を知っているかどうかは、重要な意味を持ちます。
自分で目標を立て、授業の先取りに取り組むこともでき、逆にわからなくなったときにわかるところまで自分で戻って学習することもできます。学習面での「自調自考」を実践するサポートとなります。

中高一貫教育カリキュラム
心身の発達や教科学習の上から、中高6年間を3ブロックに分けています。
Aブロック(中学1・2年生)
基礎学力をしっかりと身につける期間。

Bブロック(中学3年生・高校1年生)
個としての自分を見つけ、視野を広げていく期間。Aブロックを基礎に、学力及び自分で判断・行動する力の発展を図る。一部の科目が選択制となる。

Cブロック(高校2・3年生)
明確な将来の目標を持ち、そのために何をすべきかを考え、自分に課題を課していく期間。教育目標の「自調自考」の完成を目指す。生徒一人ひとりがそれぞれの適正や進路に応じた科目選択をして、事故の可能性を最大限に発揮できるよう、幅広い科目選択制を採用している。

授業時間
中高共に週6日制を実施しており、1日6限(土曜は4限)で50 分単位の授業を行っている。

国際教育

第二外国語

中学3年生から、希望者は英語以外にもうひとつの言語を学ぶチャンスがある。開講講座は、中国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、韓国語で、ネイティブの教師が授業を行う。

海外研修

海外研修は希望者を対象に、中学のオーストラリア研修、高校のアメリカ・イギリス・シンガポール・ベトナム研修がある。研修の目的は若者交流。異文化理解や語学研修など、さまざまな経験を通して交流の輪が広がっていく。
高校の海外研修は、渋谷教育学園幕張中学校・高等学校との合同プログラムとなる。

模擬国連部

模擬国連部では、国連の仕組みを理解し、それぞれの国の立場について学び、国際問題への関心を高める活動が行われている。全日本高校模擬国連大会への参加や、日本代表としてニューヨークで行われる高校模擬国連国際大会にも参加している。

第1回から昨年の第15回まで、渋谷と幕張の両校のいずれかが必ず優秀賞または最優秀賞を受賞している。

学習サポート

中学3年生から高校3年生まで、夏休み・冬休み・春休みの期間を利用して、教科ごとに講座を開講し希望者を対象に講習を実施。
中学1年生・中学2年生は、指名制の補習を実施。

進学実績

2022年の大学合格実績は東京大に32名が現役で合格。京都大学5名、北海道大学3名、東北大学2名などにも現役合格者を出している。国公立大には合計89名が合格(現役合格者数。既卒も含めると113名)。早稲田大学125名、慶應義塾大学109名(いづれも現役合格者数)。

毎年、海外のトップレベルの大学に多くの卒業生が進学している。2022年はサンフランシスコに本部を置くミネルバ大学に進んだ卒業生もいる。ミネルバ大学といえば、講義はすべてオンラインの少人数ゼミで、学生は世界七つのキャンパスを巡りながら学ぶという、新しい教育を行っており、合格率1~2%ともいわれている。

その他、海外大学へ30名合格している。

今日も、一歩前へ。

では、また。

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