先日、坊が通塾している塾の保護者会がありました。
新3年生になり、コースも新4年生のクラスと同数のコース数となり、そろそろ中学受験の本格指導が近づいてきたかなという感じがしてきました。
3年生後半にはオープンテストが始まり、塾外の同学年とも競争が始まります。
また、新3年生からは、理社の学習が始まりますが、理社に興味を持つための導入学習になるようで、本格的な学習は新4年生からになるようです。
なお、2年生までは夏期講習だけでしたが、3年生からは冬季講習もあるようで、冬休みもしっかりと学習する環境を整えることができるようです。
全体の目標
現時点で習得しておかなければいけないものを身につけているのかを確認する必要があります。
学校のテストで100点でない場合は注意が必要となります。
学校のテストで100点を取れていない場合は、しっかり理解できていない場合がありますので、市販のテキストを使って解き直しを行いましょう。
また、九九は必ずマスターするようにしましょう。
なるべく逆算(答えから九九を導き出す)もできるようにした方が良いです。

学習環境
楽しんで学習する環境を作ることが大事です。
この学年では、生活の一部に学習をする(生活の中で色々なものを吸収するように仕向ける)ことを心がけましょう。
机上だけの理解にならないように、体験を通して学習することが大切です。
親の関わり方
この年代の子供は自由奔放な子供も多く、なかなかスケジュール通りに行かない場面も多いですが、すぐ怒らない、せかさないことが大事です(可能な範囲で(笑))。
しかし、そこは人情、どうしても怒ってしまうこと、せかしてしまう場面は出てきてしまいます。
怒ってしまうのはしょうがないですが、日常の中で褒めるポイントを探して、積極的に褒めるようにしましょう。
なお、せかすのは、本当に良くないです(特に勉強中)。
考えてないように見えても、子供の中ではしっかり考えていることも多く、せかすと思考を中断させてしまいますので、もったいないです。
各教科別目標
新3年生では、理科、社会は本格化しておらず、これまで同様、算数、国語の学習が中心になります。
理科
「なぜ?」「どうして?」という疑問を持ち、調べたりすることで、疑問を解決し、「わかった」という体験を多く積むことで、理科に対して「楽しい」「おもしろい」という気持ちを持つようになります。
身近な生物に関する内容を中心に、身の回りの自然を観察するとよいでしょう。
身の回りを観察して、いろいろな不思議を発見して、図鑑などで調べてみるようにしましょう。

社会
3年生の社会は、「日本の大まかな姿を頭の中にイメージできるようにする」ことを目標にしましょう。
実際に旅行に行ったり、地図や本などを使って、さまざまな地域の特色、地形や気候、それらと結びついた産業や暮らしについての理解を深めると良いです。

算数
算数は急に難しくなりますので、大人も一緒に楽しんで子供と勉強するというスタンスでやると、子供も楽しんで学習できるでしょう。
問題の解法もこれまでのように一つの方法ではなく、複数の解き方を考えるようにしましょう。
複数の解き方を考えるのは面倒臭く、多くの子供は子供は嫌がりますが、今の時期から考え方の癖をつけておくと、今後生きてきます。
塾に通われているお子さんは、塾の方針もあると思いますが、塾の授業の復習をしっかりやりましょう。
塾に通われていないお子さんは、四則計算、単位、図形等の基礎をしっかり行いましょう。
新3年生からは授業内容のメモをとることが多くなりますので、ノートの取り方についても話し合ってみることも良いでしょう。
3年生途中で2桁✖️2桁、余のある割り算が出てきますので、基礎をしっかりしておかないと、ついていけません。
計算は優先順位高めでやりましょう。
計算基礎ができているということであれば、算数オリンピックの過去問の演習を行うと良いです。
算数の文章を読み取る力をつけるのに効果を発揮します。

国語
漢字、音読を中心に学習を進めていきましょう。
漢字は1〜2年生で学習した漢字の復習をしっかり行いましょう。
1〜2年の漢字が完了しているお子さんは先取り学習をどんどん進めていきましょう。
塾にテキストや市販のテキストで文章題を解く時、テストでは「てにおは」は減点対象になりますが、テキストの問題を解く際は意味がつながらないようなものでなければ気にせず良いです。
書けているかが大切です。
3年生〜4年生にかけては書く文章量が一番大きく膨らむ時期であり、書くことについて肯定的に捉え、たくさん書いていたとしても良いことと捉えましょう。
間違っていたとしても否定せず、足りなかった部分を追記してもらうといった褒めながらの訂正が効果的です。

新3年生では、これまでよりも学習内容が難しくなってくるようなので、苦手を作らないようにサポートしていこうと思います。
では、また。
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