【学校情報】東洋大学京北中学校

学校の紹介(備忘録)

※2022年6月更新

偏差値(2021サピックスオープン):36(第2回目)

所在地:東京都文京区白山2-36-5

最寄駅:三田線「白山駅」徒歩6分/南北線「本駒込駅」徒歩10分

    丸ノ内線「茗荷谷駅」徒歩14分/千代田線「千駄木駅」徒歩19分

URL:https://www.toyo.ac.jp/toyodaikeihoku/jh/

種類:共学

学校の特色

東洋大学と2011年に法人合併し、その附属校となった。

前身は、東洋大学の創立者でもある明治期の哲学者・井上円了が1898年に設立した京北尋常中学校。

長く男子校だったが、2015年に共学化し、同時に文京区白山の新キャンパスに移転。

「諸学の基礎は哲学にあり」という建学の精神から、哲学を基盤とした学びを通じて、より良く生きる術を養っていくことに重きを置いている。

「本当の教養を身につけた国際人の育成」をめざし、文系・理系のどちらかに偏り過ぎない、国公立大学受験にも対応したカリキュラムで学習を進め、幅広く奥深い教養を身につけることを目指している。

部活動はバスケットボールが強い。

クラス編成

中学では、1クラス30人前後の4クラス。

中学の間は進学先によるクラス分けはない。

高校では、高校からの入学生も併せて30人前後のクラスが9〜11クラスほどある。

高校から国公立・難関私立を目指す「難関進学」クラスと「進学」クラスに分かれ、中高一貫生と高校入学生とは分かれたクラス編成となる(それぞれに難関進学クラスがある)

教育の特徴

学校の授業を中心に据えており、教育の三本柱「哲学教育」「国際教育」「キャリア教育」を掲げている。

学校として、東洋大学への進学より、国公立、難関私大への進学を推奨しており、今後、国公立大、難関私大への進学率を高めていきたいとの考えがある。

哲学教育

哲学教育は、中学での必修科目として週1回の「哲学」という対話型の授業を設けてられている。

身近な事柄について問いを立て、生徒同士が議論を深めながら、多様な価値観があることを学んでいく。

高校では倫理を必修とし、思想家や宗教家、文学者たちの人生観や世界観を手がかりに「どう生きるべきか」について思索を深める。

国際教育

国際教育については、フレッシュマンイングリッシュキャンプ(中1)、ブーストアップイングリッシュキャンプ(中2)、カナダ修学旅行(中3)といった全員参加型のプログラムを実施。

セブ島英語研修、オレゴンサマープログラムなど実践力を磨く希望制のプログラムもある。

キャリア教育

さまざまな体験的学習と確かな情報により蓄積された知識を基に的確な職業観を身に付け、大学卒業後の「人生」を見据えながら、自らの未来を切り拓いていく力を養う。

中学1年生・2年生時に職業インタビューを実施し、身近にいる社会人へのインタビューを通じて、世の中にはどのような職業があるのか、どのような資格が必要なのか、そのためには何を学ぶ必要があるのかを知る。

また、中学3年生6月に東洋大学の板倉キャンパス(食環境科学部)、12月に川越キャンパス(理工学部)を訪ね、大学の授業を体験する。

これらを通して、自己の興味と適性を見定めながら、大きく変動する社会にも目を向け、生徒一人ひとりが「自分の人生」のグランドデザインを描く。

学習支援

朝テストと連動した放課後学習プログラム「ASP(After School Program)」、大学生チューターが常駐する自習室、長期休暇中に開講する「大学進学対策講習」などを用意し、学習支援をおこなっている。

「ASP」については、朝テストで不合格となった場合はその日のうちに補習が行われる。

また、自らの進路を考え、学習習慣を定着させるために使用している進路手帳に週1回担任の確認およびコメントがなされる。

長期休暇中は無料で受けられる夏期講習・冬季講習(2週間程度)の開催もある。

中高大連携教育も推進し、東洋大学で学ぶ留学生たちと交流する「Let’s Chat in English!」(中1〜高3)、東洋大学生命科学部・食環境科学部の教授・大学院生・大学生と学ぶ「未来の科学者育成プロジェクト」(中3)なども実施している。

学校説明会においては、学校を塾がわりにしてくださいとの広報部長からのコメントもあった。

校舎見学を行った際には、テスト前ということもあったかもしれないが、自習室はほぼ席が埋まっていた。

進学実績

東洋大学の全学部への推薦枠を約160名程度確保する一方、国公立大学をはじめとする他大学受験も奨励。

他大学においては、国公立大学に15名、早慶上理に19名、GMARCHに75名が合格。

2021年3月に卒業した中高一貫の第1期生のうち、約4割が附属校推薦枠を利用して東洋大学に内部進学。

内部進学の推薦基準については、毎年見直しがあるが、直近の基準としては、

①高校1〜3年の評定平均値が3.2以上(国語又は数学の評定が3.5以上)

②英検2級以上(1800スコア以上)

③高校3年4月〜7月の公開模試で一定偏差値を取ること(3回中成績が良い2回分で判定)

上記基準については、7〜8割の生徒がクリアしている。

その他

(学校生活)

8時10分登校の1コマ45分7時限授業(土曜日4時限)

昼食はランチボックス型昼食の提供となっており、中学1年生は全員利用が必要。中学2年以降は希望制となっており、現在、7割の生徒が継続利用している。

別途、食堂・売店あり。

図書室にはグランドを見ながら自習できるスペースがあり、高台にあるため景観も良い。

図書室

制服

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