【学校情報】順天中学校・高等学校

学校の紹介(備忘録)

長い歴史と先進的なカリキュラムで知られる順天中学校・高等学校は、安心して子どもを預けられる環境が整っています。ここでは、学校の基本情報、各選抜類型の特徴、進路指導や北里大学との連携まで、具体的な情報をもとに詳しくご紹介します。


学校の基本情報と歴史

四谷大塚偏差値:46~51

所在地:住所:東京都北区王子本町1-17-13

アクセス

  • JR京浜東北線「王子駅」より徒歩7分
  • 東京メトロ南北線「王子駅」より徒歩7分
  • 都電荒川線「王子駅前駅」より徒歩7分

種類:共学校

付属校・半付属校・系属校・進学校:系属校

キリスト教系・仏教系:特になし

校風(個人の主観):厳格な校風

公式サイト順天中学校・高等学校

創立と理念
順天は1834年に福田理軒が開いた順天堂塾を母体に発展し、長い歴史の中で「英知をもって国際社会で活躍できる人間を育成する」を教育理念としてきました。また、平成以降は中学再開を果たし、文部科学省のスーパーグローバルハイスクールに指定されるなど、常に先進の教育に取り組んでいます。


多彩なカリキュラムと各選抜類型

順天では、生徒の将来の志向に合わせて3つの選抜類型が設けられています。ここでは、特に理数選抜類型(Sクラス)と英語選抜類型(Eクラス)の具体的な取り組みをご紹介します。

理数選抜類型(Sクラス)

Sクラスは、国際水準の理数教育を目指し、最難関大学受験のみならず、将来の医療・科学分野への進路を見据えたカリキュラムが組まれています。具体的な取り組みは以下の通りです。

  • 科学実験講座
    毎年約10回、実験結果を隠したまま実施し、ディスカッションを通じて科学的思考や論理的な検証力を養います。
  • 先端科学講座
    各学期に3回程度、東大大学院生や順天堂大学、東京医科歯科大学の教員による講義(例:「生物学が解き明かす宇宙の始まり」「病理診断セミナー」など)を実施し、最新の研究分野に触れます。
  • サイエンス・イマージョンプログラム
    冬季休業中に、東京大学大学院等の外国人大学院生による英語講義や実験を通じ、英語での科学学習を促進。
  • 海外研修
    高校2年生の夏には、オーストラリア・ブリスベンでの特別科学研修を実施。医学系の先端研究や英語実習に取り組み、国際感覚を養います。
  • Eクラスとのモジュール互換授業
    英語選抜類型の授業と連携し、帰国子女などが希望すれば高度な英語授業を受講することで、英語力の高度化も図ります。

英語選抜類型(Eクラス)

Eクラスは、国際系や教養系、社会科学系の難関大学、さらには海外大学を志す生徒向けのクラスです。以下の6つの到達目標を掲げ、実践的な英語力の養成に取り組んでいます。

  1. 英検準1級以上の取得
    全生徒が英検準1級以上を目標に、ネイティブ教員による英会話やディベートで実用英語を習得。
  2. 論理的思考・調査力・発想力
    授業内でのディスカッションやグループワークを通じて、問題解決力を強化。
  3. パブリックスピーキング能力
    定期的なプレゼンテーションやディベートにより、自信をもって発言できる力を養成。
  4. コミュニケーション能力
    グローバルな視点での討論やグループディスカッションを行い、対話力を向上。
  5. 社会への関心拡大
    国際時事問題や異文化理解をテーマとした授業を実施。
  6. リーダーシップ
    プロジェクト型学習を通して、自らテーマを設定し、発表・運営する力を育成。

また、TOEFL・TOEIC講座はレベル別に3段階(A:英検準1級、B:英検2級、C:英検準2級を目標)で実施。高校2年次から3年次にかけて、海外研修(ニュージーランド、カナダ)も行い、実践的な英語運用能力を高めます。

特進選抜類型(Tクラス)

Tクラスは、難関国公私立大学への進学を目指す生徒のために、深い学びと選択科目を通じたアクティブラーニングを重視しています。放課後の自由選択講座や模擬試験、進路指導が充実しており、志望校合格に向けたサポート体制が整っています。


進路指導と北里大学との連携

順天中学校・高等学校は、進路指導にも力を入れており、個々の生徒の志向に合わせた指導が行われています。2026年度より、北里大学の附属校となる法人合併が決定しており、以下のメリットが期待されます。

  • 内部推薦制度の新設
    医学・薬学・獣医学など医療系学部への内部推薦枠が拡大。
  • APプログラムの導入
    高校在学中に大学単位を取得可能なプログラムを導入し、早期卒業や留学・研究活動への充当が可能に。
  • 共通の社会貢献理念
    北里大学の「いのちを尊び、生命の真理を探究する」という理念と、順天中学校・高等学校の「順天求合」に通じた教育方針に基づき、実践的な探究学習を強化。

学校生活と進学実績

学校生活

  • 在籍生徒数・クラス編成
    中高合わせて約1163名。中学校は各学年3クラス(約35名/クラス)、高校は各学年7クラス編成で、選抜類型ごとに細かく分かれています。
  • キャンパスと設備
    王子キャンパスと新田キャンパスの2拠点で、最新の学習施設、体育館、グラウンド、自習スペース、さらには宿泊施設まで完備。豊富な部活動やボランティア活動により、学業だけでなく充実した学校生活が送れます。

進学実績

最新の大学合格実績では、国公立、早慶上理ICU、GMARCHなど、各方面に多数の合格者を輩出。特に、医学・理系進学を目指す生徒は、Sクラスの探究学習が大きな武器となっています。
また、進路指導の丁寧さから全体の大学進学率は90%以上を誇り、各種推薦入試や帰国生入試も充実した内容となっています。

順天の充実した学習サポート

時間管理:

平日19時まで利用可能な自習室(質問対応あり)

希望者対象の朝学習(8:00~8:25)

夏期40時間以上の無料補習など、長期休暇中の手厚いサポート

保護者サポート:

仕事帰りでも参加できるオンライン面談制度

年3回の保護者会に加え、随時個別相談も可能

緊急連絡アプリ「順天コミュニティ」で、学校との連携もスムーズ

まとめ

順天中学校・高等学校は、伝統と革新が融合した教育環境の中で、理数探究や英語教育をはじめとする多彩なカリキュラムが魅力です。特に、Sクラスの探究学習やEクラスのグローバル教育は、将来の進学やキャリア形成に大きく貢献します。また、北里大学との連携による内部推薦制度の導入で、医学系進学を希望する生徒にも新たな可能性が広がっています。

今日も、一歩前へ。

では、また。

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