こんにちは。
最近の子供はそうでもないかもしれませんが、私が子供の時は500円って大金だと感じたものです。
当時の子供にとって500円玉1枚あるといろいろなものが買えて夢が広がりました。
今回紹介する本は、そんな500円玉を拾った女の子のお話です。
紹介する本
本日は、子供がお金を通じて社会の仕組みを感じることができる「めいちゃんの500円玉」という本をご紹介します。
あらすじ
ある日、ピアノの習い事を終え、お家へ帰っている主人公のめいちゃん。
帰り道で500円玉を拾います。
めいちゃんは落とし主を探しましたが、見つかりません。
落とし物として交番に届けないといけないと思っためいちゃんですが、交番は遠くにいかないとありません。
どうしようかと悩んでいると、突然500円玉がニヤリと笑って
「交番なんてこの辺りにはないよ。バスに乗って駅前まで行くんだろ。バス代がかかるよ。それよりお菓子でも買いなよ。オレ様がいればどっさり買えるよ。なんたって、オレ様は、お金の王様だからね。」
といてきました。
それ以降も500円玉はしゃべり続けます。
めいちゃんはびっくりしながらも500円玉を持って歩き出します。
めいちゃんは初めにスーパーに寄ってみました。
いろいろなものが売ってあり、値段を見ながら安いお菓子や文房具をどんどんカゴに入れていきます。
レジに並ぶ段階で、お金が足りないことに気づいためいちゃんは、何も買わずにスーパーを後にします。
めいちゃんはどうしようか考えていると、500円のものを買えばいいということを思いつきます。
その時周りを見るとペットショップがありました。
ペットショップで500円の亀を見つけて、それを買おうとするのですが、ペットを飼うためには、世話をする必要があり、世話の道具を購入しなければいけません。
世話の道具を買うためには500円では足りず、亀を買うのは諦めます。
この後、花屋さん、お賽銭、募金といったところで500円を使おうとしますが、なかなかうまくいきません。
最後は貯金をしようと銀行に向かいますが、その途中で事件が起こり。
というお話です。
感想
この本は、ちいさい子供が社会の仕組みを理解する助けになる本です。
スーパーでは持っているお金の中で品物を選んで購入することがイメージするようにできていますし、ペットショップでは、いきものだけを購入するだけでなく、生き物を買うためには世話をするための道具も必要になるといったことがわかります。
花屋さんではものを買うときには消費税がかかってくるということがわかります。
今までの経験で理解していること、想像したことがなかったことなど、社会との関わりを再認識できる本だと思います。
では、また。
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