本日は小学校中学年の子が楽しめる本をご紹介させていただきます。
子供にも読みやすく、いろいろな要素が詰まった興味を掻き立てる本です。
紹介する本
本日は、横田明子さんが書いた児童文学作品である「ライスボールとみそ蔵と」という本を紹介します。
この本は、2023年青少年読書感想文全国コンクール小学校中学年部門作品に選ばれています。
夏休みの読書感想文の題材とするにはもってこいの内容の本です。
あらすじ
主人公は、古い蔵で手作り味噌を作る家に生まれたジュンという小学生です。
ジュンは、お父さんから「もっと味噌に興味を持って」と言われるのが嫌で、味噌蔵にはあまり関心がありません。
そんな時、ロンドンからの転校生、ユキちゃんに「蔵を見せてほしい」と頼まれます。
ユキちゃんは、日本の文化や食べ物に興味があり、味噌や醤油などの発酵食品にも詳しいのです。
ユキちゃんと一緒に味噌蔵を見学したジュンは、味噌の歴史や作り方、効能などを知ります。そして、自分の家の味噌にも少しずつ興味を持ち始めます。
ジュンは、ユキちゃんと仲良くなりますが、同じクラスのタカシくんとは仲が悪くなります。
タカシくんは、ジュンの家の味噌を馬鹿にしたり、ユキちゃんにからかったりします。
ジュンはタカシくんに怒りますが、ユキちゃんは冷静に対応します。ユキちゃんは、タカシくんが実は寂しがり屋で友達が欲しいと感じていると言います。
ジュンはユキちゃんの言葉に納得できませんが、タカシくんの家庭環境や性格を知るうちに、少しずつ理解しようとします。
物語のクライマックスは、学校で行われる文化祭です。
ジュンは、ユキちゃんと一緒に「ライスボール」という名前のお店を出します。
ライスボールとは、おにぎりのような形をしたパンで、中に色々な具材が入っています。
ジュンは、自分の家の味噌を使ってライスボールを作ります。
タカシくんも参加するクッキングコンテストで、ジュンとユキちゃんのライスボールは大好評です。
タカシくんもライスボールを食べてみて感動します。そして、ジュンとユキちゃんに謝罪して和解します。
読売KODOMO新聞感想
この作品は、日本の伝統的な食文化である味噌を通して、友情や家族愛や自己肯定感などを描いた感動的な物語です。
ジュンが成長していく過程や、ユキちゃんやタカシくんとの関係や、お父さんやおじいさんとの絆などが丁寧に描かれています。
特に、ジュンが自分の家の味噌を使ってライスボールを作るシーンは、味噌の魅力や日本の食文化の豊かさを感じることができました。
また、ユキちゃんやタカシくんの視点からも日本の文化や食べ物について考えることができました。ユキちゃんは、日本の発酵食品に詳しくて、味噌や醤油などの歴史や効能を教えてくれました。タカシくんは、最初はジュンの家の味噌を馬鹿にしていましたが、ライスボールを食べてみて感動して、ジュンと仲直りするところなどがよかったです。
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では、また。
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