子供と実験:火山を作ろう

日常の取り組み

火山を作ろう

こんにちは。

気象庁が全国の活火山の活動状況や警戒すべき点を発表したとのニュースをみました。

そのニュースでは、全国の7火山に火口周辺警報が、1つの海底火山に噴火警報が発表されています。

そのうち、2火山(桜島、諏訪之瀬島)には、入山規制を示す噴火警戒レベル3が発表されています。

そのニュースに触れ、以前読んだ実験の本に火山を模した実験があったことを思い出し、今回は火山を作って噴火のシミュレーションする実験を行いました。

火山の仕組みについて

まず最初に、火山について簡単に解説します。

地球の表面はジグソーパズルのようにいくつもの岩盤が組み合わさってできており、その岩盤をプレートと呼んでいます。

プレートは少し柔らかい岩であるマントルの上にあり、ゆっくりと動いています。

プレートの境目は境界と呼ばれており、プレートが動くと、この境界にひび割れができる。地震は2つのプレートがひび割れの部分で擦れることにより発生します。

プレートがぶつかったところでは、片方が下側に沈んでしまい、プレートが沈む際にマグマが押し上げられ、地球の表面から噴き出すことがあり、その現象を噴火と呼んでいます。

今回の実験は、この噴火の際の様子やマグマの流れを再現しようとしたものです。

準備するもの

では、実験のやり方を解説します。

※飛び散るので部屋の中で実験する際は飛び散ってもいいように周りを囲む等の対策が必要な場合があります。

材料

・酢 小さじ5

・重曹 小さじ2

・食紅(または絵の具)

・食器用洗剤 小さじ1

・小さじ

・小さめの容器(今回は紙コップを使用)

・ねんど

実験方法

①はじめにねんどで火山を作ります。火山の真ん中には、容器を入れる窪みを作ります。

今回は紙コップを切った容器を使用し、火山を作る際にセットしました。

②容器に重曹小さじ2と食器用洗剤小さじ1を入れます。

③絵の具を少しの水で溶かします。この作業は、食紅を使う際は省略できます。

④容器に③を入れる。

⑤酢小さじ5を用意する。

⑥⑤で測った酢を④に入れる。

⑦すぐに赤い溶液が勢いよく飛び散る様子を観察する。

噴火の様子を観察できます。

今回は、紙コップを使ったので、勢いよくマグマが飛び出たというような感じにはなりませんでしたが、マグマが流れ出る様子やマグマが流れていく様子は再現できていたのではないかと思います。

勢いよく噴火させたいのであれば、出口が小さい容器の方が勢いよく出るのではないかとおもいます。

実験の解説

この噴火の実験は、化学反応を利用したものです。

酢は酸性で、重曹はアルカリ性。この2つが混ざると、化学反応が起きて、気体の二酸化炭素が発生します。

この二酸化炭素が食器用洗剤で膜をしていた表面を破って出てくることで、噴火みたいになります。

まとめ

この実験では、ねんどで火山を作る、マグマが出てくる様子及びマグマの流れる様子を観察しました。

坊にとってはとても楽しかった実験だったようで、ねんどで火山を作るときから上機嫌でした。

酢と重曹を混ぜ合わせた際には、たくさんの泡が出てきたことに大興奮し、何度も酢を重曹の中に入れていました。

(重曹が残っている限り、酢を入れれば何度も化学反応が楽しめます。)

より迫力を出したいのなら、前述している通り、出口が狭い容器を使用した方が良いのではないかと思います。

勢いよく噴き出すのであれば、そちらの方が派手で興奮も上ではないかと思います(笑)

皆さまも興味があれば難しいことはないので試して見ていただければと思います。

では、また。

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