こんにちは。
文化祭のシーズンに攻玉社中学校・高等学校の文化祭にお邪魔しましたのでその際の様子をご紹介します。
自主性を重んじつつも先生の目の行き届いた、素晴らしい文化祭でした。
攻玉社中学校・高等学校の概要
江戸末期の1863(文久3)年に、蘭学者の近藤真琴先生が開いた蘭学塾を起源とする歴史ある学校。
150年を超える歴史を持つ攻玉社中学校・高等学校は、伝統に裏打ちされた確固たる教育姿勢を貫く一方、早くから国際学級を開設して帰国生を受け入れるなど、多様性を重視した教育にも定評がある。
個性を発揮し、潜在能力を引き出すことを主眼とする指導が行われ、11年連続で2桁の東京大学合格者数を維持するという実績がある。
この学校の特色の一つは、早くから国際学級を設けたことに伴い、多様性を非常に大切にしているところ。
攻玉社の校訓である「誠意・礼譲・質実剛健」。
校訓である「誠意・礼譲・質実剛健」。そして海軍の標語である「スマートで、目先が利いて、几帳面、負けじ魂」。これらの精神を備えた硬派な男児を育てることを目標としている。
文化祭の感想
「生徒の雰囲気」
入場する際の校門には文化祭実行委員の生徒が立っており、ハキハキと元気な挨拶でお出迎えしてくれました。
入場する際におそらく生徒の親族と思われるおばあさんが階段を上っていたのですが、すぐに生徒が駆け付けサポートしていて関心しました。
まっさに好青年!!
本日見学させていただいた展示では、近くに教員が控えており、何かあればすぐにサポートできる体制がとられていました。
しかし、教員が前面に出てくることはほとんどなく、生徒の自主性を尊重していると感じました。
このような雰囲気でしたので、生徒と教員の距離が近く、面倒目が良い学校なのかなとの印象でした。
また、質問した際の受け答えもしっかりしてくれていました。
特に理科学部と生物部の展示では、部員が見学者に対して研究成果のプレゼンを発表し、質疑応答まで行っていたので驚きました。
今回の展示を見て好きなことをとことんやっている、いい意味での「オタク」がたくさんいる学校だなと感じました。
男子校のいいところですね。
「教員・保護者の雰囲気」
文化祭では、生徒の近くに教員が控えており、時に厳しく指導している雰囲気も感じられましたが、生徒の自主性を重んじる雰囲気がありました。
普段から生徒と教員の距離が近く、いろいろと面倒見よく生徒と接しているのかなと思える様子でした。
また、PTAとしてバザーを行っており、PTA活動も活発な様子がうかがえました。
「施設・設備」
ほとんどの施設が解放されていて、いろいろな施設の確認ができてよかったです。
校舎は古さを感じましたが、改修が行われているのか食堂はきれいで、吹き抜けの中庭もあり、伝統と革新が感られる学校でした。
グラウンドは都心にある学校なので、広いとは言えないですがサッカーコート1面はとれるくらいの広さはあります。
当日はグラウンドで食品の販売が行われており、子供とおいしいポップコーンを食べて満足しました(笑)
また、食堂も解放されていたので見学させていただきましたが、きれい!!
価格も学食ですので、安くてボリュームもありそうでした。
「部活動」
攻玉社は運動系の部活、特にサッカー部が強いイメージでしたが、文化部の活動も活発なようです。
文化祭では部活動の展示もたくさん。
我が家では生物部、コンピュータ部、理化学部、鉄道研究部などを見学させていただき、とても楽しめました。
どの部活も生徒主体で活発に活動していることがうかがえるものでした。
生物部
生物部の活動の紹介が展示のメインでした。
部員が集めた昆虫の標本がたくさん展示してあり、部員から説明を聞くことができました。
説明の中では、本当に昆虫が好きな部員が熱意をもって説明してくれました。
特に「蛾」の標本を展示していた区画にいた部員の子が蛾の魅力を上手にプレゼンしてくれたことで、我が家での蛾のイメージが少しだけアップしました(笑)
また、歴史のある学校ですので、昔から少しずつ増えていったであろう標本の数がすごくてびっくりしました。
展示自体は下の写真のように実物標本とその研究(観察)結果をまとめた資料が展示されていて、その内容について部員が説明してくれました。
理化部
理化部の展示は「身近な謎を解き明かす」というテーマで1年ほどかけて実験した結果を資料にまとめて展示しつつ、部員がプレゼンしてくれるというものでした。
実際の展示も磁石や電気といった身近なものを取り上げていたと思います。
教室に入ると3~4つほどの展示スペースがあり、その前に集まって部員のプレゼンを聞くという感じでした。
説明してくれた部員もプレゼン慣れしてる?というくらい上手に説明してくれて、日常的に発表などの機会が多いのかなと感じました。
コンピューター部
コンピュータ部では、生徒がプログラミングして制作したゲームが遊べるという展示が行われていました。
実際、部員が制作したゲームが10個以上遊べるようになっていて、どれをやろうかと我が家の坊もうれしい悲鳴を上げていました(笑)
下の写真が実際にプレイした際のゲーム画面です。
3~4種類のゲームを試しましたが、レトロゲームのような感覚で楽しめました。
これを中学生・高校生がプログラムを組んだというのですから驚きでした!!
鉄道研究部
攻玉社中学・高等学校の鉄道研究部は2023年の「鉄道模型コンテスト2023・第15回全国高等学校鉄道模型コンテスト」の「HO車両部門」において優秀賞を受賞するなどいろいろな賞を受賞している部です。
やはり展示のレベルも高く、しっかりと作りこまれたジオラマが素晴らしかったです。
鉄道好きな生徒が生き生きと整備をし、見学者の質問にも嬉々として答えていました。
年に数回鉄道撮影会や地方鉄道の見学などを活動として行っているようです。
鉄道模型好きのお子様には楽しめると思います。
今回の文化祭も、坊も楽しく参加でき、色々な場所を見学できて、とても有意義な時間が過ごせたと思います。
攻玉社中学・高等学校は好きなことをとことんできる環境を与えてくれる雰囲気がある学校でした。
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今日も、一歩前へ。
では、また。
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