【学校情報】法政大学第二中・高等学校

学校の紹介(備忘録)

偏差値(2021サピックスオープン):46(第1回目)

所在地:神奈川県川崎市中原区木月大町6-1

最寄駅:JR南武線「武蔵小杉駅 西口」下車 徒歩12分、JR横須賀線「武蔵小杉駅 横須賀線口」下車 徒歩15分、東急東横線・東急目黒線「武蔵小杉駅 南口」下車 徒歩10分

URL:http://www.hosei2.ed.jp/index.php

種類:共学

学校の特色

140年を超える歴史を持つ法政大学の付属校。

1939(昭和14)年に旧制の法政大学第二中学校として創設され、戦後に学制改革で法政大学第二高等学校となり、1986年に第二中学校が設置された。

法政大学から受け継ぐ「自由と進歩」の学風の下、大学受験にとらわれない、将来を見据えた10年一貫教育を行う。

少人数で学ぶきめの細かい授業、体験重視の探究型学習、主体的に取り組む国際交流などの教育プログラムを実践し、大学へと続く学びの土台を作る教育を行っている。

2016年に男子校から共学校となり今年で6年目。

クラス編成

中1・2が8クラスあり、1クラス28~29名の少人数制。中3は6クラス編成で、1クラス37~38名となっている。

教育の特徴

大学の付属校ですから、受験勉強にとらわれることがないため、中学でも高校でも、全教科にわたって基礎的教養を身につけることを大切にしている。

特に重視しているのは、知識を獲得するだけではなく、自分で問題点を見つけて調べ、それによって視野を広げること。どの教科でもレポートの課題を出し、一人ひとりが取り組んだ内容を発表させ、それについて討論するなど、成果を共有することを大切にしている。

定着学習

中1では「英語定着」を週1コマ、中2・3では「英語定着」と「数学定着」を週1コマずつ配置し、1週間の学習内容の確認を行っている。復習を中心としたテスト形式で、不十分であれば個別指導に近い形で放課後1時間以上、補習が実施される。

体験重視

校外授業・林間学校・研修旅行・国際交流など、数多くの機会が用意されている。

中3の総合学習で、さまざまな研修旅行を行っていた。たとえば、北海道でファームステイをしながら農業体験をする、対馬・壱岐で文化交流の歴史をたどる、長崎・水俣で環境問題や核について学ぶ、といったことのほか、夏にはニュージーランド研修を行っていた。研修旅行は総合学習の軸となる取り組みなので、2021年から広島を中心としたコースに一本化された。

広島を切り口にして、クラスごとのテーマ、グループごとのテーマをそれぞれ決め、総合の時間を使ってグループごとに図書館などで調べ、発表する。図書館には約6万5000冊の蔵書と整備されたインターネット環境があり、探究型学習ができるスペースも設置されているので、そこで話し合ったり、まとめの作業をしたりできる。

10月には中間発表があり、グループごとに調べてまとめた内容を、スライドを使って発表。テーマは実にさまざまであり、核の問題、文化の問題のほか、カキの養殖の問題に取り組んでいるグループなどもある。

海外研修

姉妹校提携しているニュージーランドのオレワ・カレッジ(公立・共学)への1年間の留学制度がある。派遣留学という形で人数は限られているので、多くの生徒は自分でさまざまな機関や制度を利用して留学を実現させている。一定の条件を満たせば、法政大学への被推薦権を保持しつつ、留年せずに1年間留学することも可能となっている。

進学状況

資格が取れれば法政大学のいずれかの学部・学科に推薦される有資格者全入制度がある。その資格を取るには、三つの条件をクリアする必要がある。

①日常の成績が全教科で6割以上であること、②「基礎的思考力確認テスト」という大学が付属校3校に共通で課している試験で一定の成績を取ること、③TOEIC Bridgeなどの英語の外部試験で一定の成績を収めること。

2020年度卒業生は98%が有資格者となり、92%が法政大学に進学している。

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