【理科・社会】米作り体験②

日常の取り組み

 こんにちは。

先日、「一般社団法人フォースウェルネス」が主宰する米作り体験の第2回目に行ってきました。

このイベントは全6回開催され、田起こしから脱穀・籾摺りまで行います

先日参加した内容は第2回目ということで、泥んこ遊びを行いました。

今後、田植え→草刈り・生き物観察→稲刈り→収穫祭という行事が予定されています。

今回は米作りにおける「代掻き」の作業の一部を行ったという理解です。

代掻きとは

代掻きは、土を細かく砕き、藁や雑草を埋め込み、土の表面を平らにする作業です。

代掻きを行う理由は以下になります。

  • 田んぼの水漏れを防ぐ:代掻きで虫や生き物が開けた穴などを泥が塞ぎ、畔からの水漏れを防止することができます。
  • 土の表面を均して、苗がムラなく生育するようにする:代掻きで土をならすことで田んぼの水の深さが均一になるため、水の管理がしやすくなり、除草剤や肥料を平等に行き渡らせることも可能です。また、土をならして水や肥料が均等に行き渡るような状態を作るため、苗の成長に偏りがなくなります。
  • 苗を植えやすくし、苗の活着と発育を良くする:代掻きで土を細かく砕くことで、苗が入り込みやすくなり、稲の根もうまく伸びます。苗がうまく活着せず、浮いてきてしまうことも防げます。
  • 元肥 (もとごえ)をムラなく混ぜ込む:代掻きで元肥と土をよく混ぜることで、稲に必要な栄養素を均一に供給することができます。
  • 藁や雑草を埋め込む:代掻きで藁や雑草を細かく切断し、深くまですき込むことで、有機物として土壌改良に役立てることができます。
  • 雑草の種を深く埋め込むことにより、雑草の発芽を抑える:代掻きで雑草の種子を深い位置に埋め込むことで、発芽条件から外すことができます。これにより、田植え後に雑草に悩まされることが少なくなります。
  • 有害ガスを抜き、有機物の腐熟を促進する:代掻きで土中の酸素不足や有害ガスの発生を防ぎ、有機物の分解・腐熟・熟成を促進することで、土壌微生物の活動や土壌肥沃度を高めることができます。

通常は、代掻きの作業はトラクター等で行われますが、参加している米作り体験では、子供が田んぼでたくさん遊ぶことで土を細かく砕き、元肥と土をよく混ぜ込む等の効果を期待しているものと考えられます

実際の作業

今回は、雨が降った翌日ということで、残念ながら川が増水し、危険だということで川遊びはできませんでしたが、その代わりたくさん泥遊びができました。

我が家の坊は泥遊びをやる機会が少なく(これまであまり経験させてこなかったことが悔やまれますが・・・)、最初はおっかなびっくりで田んぼに入っていきました。

しかし、すぐに泥遊びに夢中になり、泥んこになって遊んでいました。

泥遊びの利点として、

  • 五感を刺激する:泥はさまざまな感触や温度を持っているので、子どもたちは泥に触れることで触覚や視覚などの感性を育てることができます。
  • 想像力が養われる:泥は自由自在に変化するので、子どもたちは泥で造形をしたり、川や池を作ったりという創造的な遊びを楽しむことができます。また、泥遊びは決まったルールがないので、子どもたちは自分の思い通りに遊ぶことができます。
  • 自然に興味を持つ:泥は自然界のものなので、子どもたちは泥遊びを通じて自然に対する興味や関心を持つことができます。例えば、泥の中にいる生き物などに気づくことができます。
  • 社会性が身につく:泥遊びは一人でも楽しめますが、友達と一緒に遊ぶこともできます。友達と協力して目標を達成したり、道具を分け合ったり、意見を交わしたりすることで、コミュニケーション力や協調性などの社会性を身につけることができます。

といったものが挙げられます。

我が家の坊も泥のグニグニした感覚や田んぼの中で生きているカエルや昆虫といった生き物を捕まえては見せてくれました

今まで坊は昆虫が苦手だったのに・・・本当にびっくりでした!!

田んぼの中にはいろいろな昆虫がいます。

実際、ゲンゴロウを捕まえたり、

トンボの番がいたり(卵を産んでいました)、

ヤゴ?がいたり、

カエルがいたり、

ドジョウがいたり、

本当にたくさんの生き物に触れあえました。

そのほか、泥んこになりながらボール遊びやかけっこをやったりして充実した自然体験ができ、社会性が養えたと思います。

次回行う田植え用の稲も順調に成長しているようで、田植えも楽しみです。

次回は天気が良く、川遊びができることを期待したいと思います。

今日も、一歩前へ。

では、また。

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